ビジネスマンにとってお客様とお会いする時に必要なのが名刺です。名刺は自分の身分を証明するものです。名刺の起源は、7世紀の唐の時代といわれます。中国では、訪問先が不在の時、木や竹に自分の名前を書いて、戸口に刺して訪問したことを知らせていました。名刺に「刺」という字が使用されているのは、それが理由です。
だが、現在の中国は、名刺のことを「名片」といいます。ヨーロッパでは1560年、イタリアに留学していたドイツ青年が、お世話になった教授を訪問し、不在だったので、自分の名前を書いた紙片を置いたのが、始まりと聞きます。
その後、日本の使用の仕方とは違い、ビジネス用というよりも、正式な社交用として使用され、名刺に掲載する内容や、訪問する時には名刺の角を折るなど、細かく使用方法が決まっています。
日本では、最初に名刺を使用したのは、江戸時代で和紙に名前だけを書いた単純なもので、現在のように印刷された名刺が使用されるようになったのは、1800年代で米国使節との応対に使用されたという説・フランスに使節がフランスの印刷屋に依頼し、使用したという説などがあります。
ちなみに日本の場合、ビジネスツールとして使用されていますが、外国では日本のようにやたらにばら撒くこともなく、内容は会社の名前やロゴは書かれていないといいます。会社としての組織の一員としてではなく、自分の特技などの自己紹介手段として使用されています。 個人としてのツールなのです。私の名刺も外国を真似ています(笑)
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