あんな風に壁ドンされたら、恋に陥るのは間違いないわ、壁ドンは宝塚のためにあるものだわ~~~とふわふわ思いながら観劇。
2幕目は、物語が終焉に向かって加速して行き、これでもかと見せ場をつくるものだから、隣では娘たちがオペラグラスの奪い合いで。
実感として、B席で観た時もまあ満足していたけれど、表情が読み取れるとまた違うものだし、良い席であるにこしたことは無い、という感じかしら。まだS席は未体験だからなんともいえないけれど、金銭的な折り合いから、私としてはA席が望ましい、かしらね。
三女はひたすら、トップ娘役さん、愛希れいかさんがキレイ~~~キレイ~~~と言っていました。
初心者ふたりとしては、「宝塚ってこんな感じなんや」「二幕目からがよかった」「はまる人たちがいるのは理解できる」「面白かった」「ダンスがすごかった」という感想でした。しょっちゅう、というわけにはいかないけれど、宝塚やったらたまに一緒に来てもいいで、みたいな。
ギャッビーを一緒に観た三女は、「ギャッビーは悲しかった。観た後もやもやした」とのことで、今回はそれと違ってすっきり楽しく帰れる、のようなことを言っていました。娘の好みとして、「四季」より好きだそうです。
今回は見終わった後の爽快感が良かった、と思いました。
終了が18時。
あ、終わった後の女子トイレは激混みです。長蛇の列で、「トイレの最後尾はここです」の案内甲板が立つほど。
この後、私たちはさらなる楽しみが待っていました。
宝塚ホテルのレストランでのお夕食を予約していたのでした。
ちなみに私たち夫婦の結婚式は宝塚。その頃、ホテルが工事期間中で結婚式費用が他よりちょっと安かったため、と旦那が申したおりました。・・・そうだったんだ。
その思い出の宝塚ホテル、結婚式の翌年、フランス料理のペア無料券がホテルより届き、ディナーを食べて、これから毎年お祝いできるといいね、またこようね、と言ったきり、何十年も足を踏み入れることの無かったのでありました。フランス料理は高いので、カフェレストランの方でコースをいただきました。建物は古くなっていたし、赤い絨毯も年期が入っていましたが。
お肉は柔らかく、デザートのカスタードプリンがもう濃厚でえも言われぬ美味しさで。贅沢で美味しいひとときを過ごすことが出来たのでした。
そして、この話の素晴らしい点は、このディナーが長女の奢りであったということ。ボーナスが出たのだそうです。
「ごちそうさま~~~」
娘に奢ってもらうって幸せ。うれしかったので、お土産のホテルのチョコレートを買って持たせました。
本当に幸せな気持ちで電車へ。
・・・そののち電車の乗り継ぎを間違えて、ずいぶん回り道をし、三女に「もう二度とママと出かけるのはいや」と言われて台無しにしてしまったのはまた別の話。
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