両親がクリスチャンだったので、
彼は生まれた時に洗礼を受け、
そのままクリスチャンとして育った。
しかし時は戦時中
彼は非国民と差別され、教師には何度も殴られた。
そして敗戦、
彼が教会に行くと、
なんとあの教師が聖書を小脇にやって来た。
彼は教会に訴えた、彼が教師から受けた仕打ちを。
しかし教会は
「許してあげなさい」
と言ったきりだった。
「私はいまだに許せないんですよ、この歳になっても」
その時以来、彼は教会に通っていない。
「でも私はクリスチャンです」
彼は目立たないように奉仕活動を続けている。
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