中日ドラゴンズ3-3広島東洋カープ
2回戦(カープ1勝1分)
ナゴヤドーム
C|020000001000|3
D|100010100000|3
本塁打
(C)エルドレッド2号��
投手
(C)床田-今村-薮田-ジャクソン-中崎-飯田-中田
(D)八木-又吉-岡田-田島-岩瀬-祖父江-三ツ間
プロ初登板初先発の新人床田は初回に失点も7回1/3まで自責点3。
打線はエルドレッドの2試合連続2ランで一時逆転も併殺打4を重ね3得点に留まる。
土壇場に鈴木誠也の適時打で追いつき今季2度目の延長も勝ち越せず今季初の引き分け。
----------------------------------------------------
試合前にエース、クリス・ジョンソンが登録抹消となるショッキングなニュース(咽頭炎による体調不良と発表)が飛び込んで来ました。
どれぐらいの治療が必要な症状なのかはわかりませんが、ローテーションを1回飛ばすぐらいで終わってくれる事を祈るばかりです。
開幕戦では不覚をとったとはいえ、彼がいないと先発ローテーションなんて言葉がなり立たなくなるのですから…。
先発ローテーションといえば何度か書きましたが、オープン戦から私は正直、床田寛樹という投手に対してはその良さが良く分からず、大変過大に評価されているようにしか見えませんでした。
むしろ、オープン戦からの「開幕ローテーション確定」と持ち上げられすぎる姿には正直、酷だとすら思えたぐらいです。
しかも、相手は「カープ戦だけの為にプロ野球生活を続けてる」と言っても過言でないぐらいにカープ戦では無敵の強さを誇る「カープだけキラー」こと八木智哉。
しかし、床田は初回から続くピンチを凌いで当初の予想を遥かに上回る投球を見せてくれました。
7回に力尽きる形にはなりましたが、これは欲張って明らかに蛇足ともいうべき続投をさせたベンチの継投ミスに過ぎませんから称賛に値するでしょう。
まあ、今日は相手が相手ですからめぐり合わせが悪すぎたと思って次回に頑張って貰うしかないでしょう。
そういえば、昨年の同じカードの同じ2戦目で今日以上の投球を見せてくれたにも関わらずその後煙のように消えた投手がいましたね。
彼の今後はどうでしょうか？
一方、これまで中日球団と折半して八木を雇い続けてきたも同然の打線ですが、残念ながらこれは今年も継続する事になりそうです。
昨夜に続いてエルドレッドが素晴らしい本塁打を見せてはくれましたが、他がほとんど話にならず。
驚くべきは、新井貴浩の打球で八木が降板してもしばらくは、その状況がまったく変わらなかった事。
投球が出来ない状況でもカープ打線を恐れさせ戦意を喪失させる。
中島敦の小説に「名人伝」というのがありますが、まるでそこにある「不射の射」の境地のようです。
昨年は彼が冬眠してくれていたおかげで優勝出来たと言えるかもしれないぐらいの存在感を示し再びカープを恐怖のどん底に叩き落とさんとする八木。
彼が登板する試合でカープの選手やファンが出来る事といえば震えながらただただこの災厄が通り過ぎるのを待つだけなのかもしれません。
まあ、冗談はさておき今日は先の床田の続投や、9回に奇跡的に判定が覆ったとはいえコーチの判断ミスとしか思えなかった2塁走者の本塁突入など、ややベンチのミスが要所で見えました。
また、クリス・ジョンソンが抜けたという状況を考えると、総力戦の様相を見せた最後までライアン・ブレイシアを起用しなかったのも少々首をかしげざる得ません。
まあ、普通に打たれてサヨナラ負けだったかもしれませんが…それでも明らかにヘロヘロになりながら奇跡的に無失点だった中田廉を見ると、あれが最善だったとも思えません。
エースがいないという状況だからこそ、ベンチワークに瑕疵がない事を祈りたいものですが…。
ログインしてコメントを確認・投稿する