今日は二月三日、節分です。
節分とは、季節を分けると言う意味で、立春の前の日、即ち冬の終わりの日で、同時に1年の最後の日です。
一年は、春、夏、秋、冬、の四季で構成されて居り、一年の始まりは春とされます。立春はその春の始まる日で、その前の日は冬の終わりの日ですが、寒さがピークに達した日でもあるのです。
寒さがピークに達し、その翌日から春に向かいますので、春が立つ、すなわち「立春」です。 ですから立春は寒さの真っ盛りで、決して暖かい春のイメージでは無いのです。
我々に「まだまだ寒いが、此れから春に向かいますよ」と希望を与えて呉れる日なのです。
その立春の前の日、節分は四季を一年とする最後の日、大晦日ですが、新しい年を迎えるにあたって、其れまでの一年の災厄を祓い清め、清浄な環境で新しい年を迎える為の呪術的行事です。
全国の寺社で、鬼やらい、とか 追儺、とか言われて居ますが、此れは初め宮中の行事であったモノが、民間に伝播したもので、「豆撒き」として行われる様に成ったのです。その姿は色々なバージョンが有り、地方によって少しづつ異なりますが、豆撒きの際、歳の数だけ煎り豆を食べると言う事はほとんど同じの様です。
尚、この行事は中国を発祥とされ、多分“占卜”か“易学”から来たものでは無いでしょうか。
更に更に、節分の日に“正恵方”を向いて、巻き寿司を丸齧りする、と言うマジナイは、寿司屋の陰謀で、バレンタイン・デイに、女性から男性にチョコレートを贈る事を流行らせた、チョコレート屋の陰謀と同じです。
今日は、その陰謀に我が家も載る事にしていますが、同じ陰謀でも、バレンタイン・デイに一枚もチョコレートを貰えず傷ついた私以外は、大した実害も無いのですから、クリスチャンでも無いのに、やれクリスマスだ ! プレゼントだ!ケーキだ!っと騒ぐ、悪乗り偽装クリスチャンよりマシかな?
と思って居る今日この頃です。
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