雨は嫌いじゃない。
この言い回しは私もよく使います。
そんな言い回しがちょっとキーポイントの小説。
綾崎 隼氏著「蒼空時雨 」
まあ、またメディアワークス文庫週間です。
表紙のちょっと重い感じと違って、文章は結構軽快です。
偶然の「雨宿り」で出会った主人公とヒロイン。
ヒロインが主人公のアパートに居候する所から物語が始まり、
そこからリレー式に主人公が章ごとに変わり、
ヒロインの謎が解き明かされます。
主人公がヒロインに引っ叩かれるところが好きです。
登場人物の隠れている優しい部分が最終的にかみ合って
良い話のまとめ方だと思いました
2010年の作品ですが、文章はもっと新しく感じます。
この方の著作、もう少し読んでみようかなと言う気にさせる
良い作品でした。
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