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2020年06月21日02:13

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ツシマヤマネコとイエネコの話。

絶滅危惧種ツシマヤマネコ死ぬ
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6127865

ツシマヤマネコはベンガルヤマネコ属のヤマネコで, 近縁種のイリオモテヤマネコと共に日本在来の野生ネコである。

ちなみに、普通のネコはイエネコといい、記録では平安時代以降に、日本に輸入された外来種である。

イエネコの祖先はリビアヤマネコで、ネコ属である。ネコ属はアフリカからヨーロッパ、中近東、中国東部に住む。ベンガルヤマネコ属はインド亜大陸から東南アジアから東アジアのネコである。

イエネコが野生化したものをノネコという。ちなみにノネコは人に依存していないが、イエネコの中には人家周辺で人に依存して生きるノラネコや公共空間に暮らす地域猫がいる。彼らは容易に特定の家で飼育される猫になるし、他家にも行って客猫となることもある。

ベンガルヤマネコ属は人里近くに暮らすが、よほどの事が無いと馴致されず、里山や奥山の開発で何れの種も数を減らし。ツシマヤマネコやイリオモテヤマネコは100頭前後しか野生の物がいない。

ネコ属のヤマネコはイエネコと交雑するので、地域によっては純系のものが減り、問題となっている。イエネコのオスがヤマネコのメスと交わるという。

ツシマヤマネコと同系統のベンガルヤマネコをイエネコと人工交配したベンガル種というイエネコの品種がある。所謂ハイブリット猫種である。双方の良い所を引き継ぎ人気の品種となっている。ベンガルヤマネコ属の系統のネコとしては日本国内で一番頭数が多いだろう。
ちなみに、イエネコだけを交配して、ヤマネコの様な姿のネコとして作られた猫種にオシキャットがある。外見はヤマネコであるが、非常に人懐っこい性格の描種ができてしまい。外見とのギャップが大きく「中に犬が入っている」「猫の皮を被った犬」などと言われている。

以下記事引用

富山市ファミリーパークは20日、絶滅危惧種の保護増殖事業の一環で飼育していたツシマヤマネコの17歳の雌、ナオが19日に胃腸炎のため死んだと発表した。高齢で持病があり、2018年から動物病院で治療中だった。


 同園によるとナオは03年に福岡市動物園で生まれ、13年に富山へ移った。13日夕から食欲不振などが見られ、投薬を続けていた。飼育下での雌の平均寿命は15歳程度という。


 ツシマヤマネコは野生では長崎県対馬にのみ生息し、野生下での生息数は約100匹。環境省レッドリストで絶滅危惧種に分類されている。同園は環境省と日本動物園水族館協会が主導する保護増殖事業に07年から参加し、飼育や展示を続けてきた。同園のツシマヤマネコは14歳の雄、やまと1匹となった。【高良駿輔】


毎日新聞


 
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