金曜、仕事の後、ららぽーと横浜で、
「仮面病棟」(20:10)
を予定……しかし、19:00過ぎにららぽーとに着いたら、殆どの飲食店が19:00でオーダーストップで入れない。これまた新型コロナウィルス対策と言うやつだ。
なんとか、ラーメン屋だけは19:30まで受け付けてくれていたので、そこで夕食の後、映画へ。
しかも、TOHOシネマズは、新型コロナウィルス対策で休校となった学生の鑑賞を遠慮願う、と来たものだ……まったく、あれもこれもで、本当にどうにかならんものか。
そうそう、激情には、男子高校生と思しき若い男性の姿が目立ったが……まぁ、男子高校生ってのは一番、始末が悪い。遠慮と言うものを知らないし、空気も読まないから、館内暗くなってからも喋りまくる(こう言う辺り、女性は子供でも空気を読む事には長けているので、女子高生はロビーで姦しくしていても、劇場内では黙る)からなぁ……これはいいのか?って言うか、どうにかして欲しいだけど。
さて、
「仮面病棟」
だが……これは、現役医師・知念実希人による同題のミステリー小説を「屍人荘の殺人」の木村ひさし監督が映画化したもの。
ピエロの仮面をつけ、銃を持った男が病院を占拠。
当直医を代わった速水と凶悪犯に撃たれた女子大生の瞳は病院からの脱出を試みるが、病院には不可解な点が多く……
映画は、臨時の当直医となった速水を狂言回しとして、事件の真相に迫るミステリー。
ミステリーの基本となるアイデアはよく、舞台となった病院の構造などもよく練られていて、話としては面白い。
(実際、終了後には観客から「面白かった」の声が幾つも聞こえた)
だが、残念ながら映画としての出来がよくないのだ。
まず、瞳を演じた永野芽郁の芝居がどうにも一本調子で……やはり、この子は芝居が下手、と言うか演技の幅が狭いのではないか?
他にも、瞳の受けた銃創がどうにも刃物による裂傷にしか見えないとか、事故などのシーンで、全くサスペンスが盛り上がらない、演出の稚拙さとか……ミステリー演出としては、終盤のネタばらしも、冗長に過ぎる、と思えた。
「屍人荘の殺人」もそうだったけど、木村ひさし監督、残念ながら力不足だったんじゃないかなぁ……
ログインしてコメントを確認・投稿する