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2017年04月03日23:13

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アカデミー賞で話題のLALA LAND

LA LA LAND

というと、コアなサントラ・ファンには、たいへんありがたいCDレーベルでして、
昔のサントラ名盤の復刻だけではなくて、別バージョンとか、未収録曲を発掘してきて、
高音質でリリースしてくれるところなのです。

映画の「ラ・ラ・ランド」は、
アカデミー賞の事件で有名になりましたが、
わたしは、ハリウッドはミュージカルというだけで、点が甘くなっているように思います。

監督のダミアン・チャゼルは、音楽大学のドラム専攻生に対するキョーレツなしごきを描いた「セッション」が評価された人で、わたしも「セッション」は評価しますが、今回の映画はそれほどいいとは思いません。

何がいちばん、いけないか、といえば、撮影です。

冒頭の高速道路上でのダンス・シークエンス。
逆光で、踊っている人たちの顔がほとんどわかりません。
そういうふうに撮るのかと思っていたら、切り返しショットがあって、そのアングルだと顔にも光が当たっているので、顔がわかるのですね。
なんだか、いい加減です。

その後の場面で、女優志望のエマ・ストーンのオーディションの場面、
彼女のバストショットが全くよくない。
レンズの選択を間違っています。
エマ・ストーンを捉えた映像は、後のオーディションの場面では、ピントが合っていませんでしたし、彼女が魅力的に描かれているとはとても言えません。
アカデミー主演女優賞は受賞しましたが、ウディ・アレンの「教授のおかしな妄想殺人」の時の方が、よほど魅力的に描かれていました。

それが、まさか、アカデミー撮影賞まで、獲得しているというのですから、今のハリウッドの人たちはどうしゃったのか、と思います。

町中のオールロケで撮影した、ジャック・ドゥミの「ロシュフォールの恋人たち」と比較してはいけないのかもしれませんが、かなり落ちます。
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