福島原発事故で避難生活がつづく、福島県浪江長の町長選挙が行われた。
前回は無投票だったが今回は、3人の争いとなり、現職が3選を決めた。
この選挙、町民は福島県内にばらばらに避難しているので、
投票所は、その避難先に設けられている。
また、県外にも避難者も多く、こうした影響もあって
投票率は56%ほどで、過去最低になったという。
それよりも、大きな問題は浪江町に戻らないという住民が、
全体の約48%に上り、復興しても19000人の町民は半分になってしまうことだ。
原発事故から4年8ヶ月が過ぎ、当然のことだが避難した住民はそれぞれの
地で新たな生活基盤をつくっている。
東京五輪だなんだと、大都市東京は浮かれているが、
浪江町の町長選は、原発事故からの復興が進むどころか
停滞していることを物語っている。
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