革ジャン

この時期寒いので革ジャン着て外出るんですよ。
この前、用事があってりんかい線乗って大井町行った時なんですけどね。

用事がすんで電車乗ったら、
すでに乗っていた黒人さんがおいらを見るなり、肩をたたくんですよ。
着てるものからしてお金持ってそうな落ち着きのある男の人だったんですが

グッドジャケットとか言ってるんですよ。

一緒にいた同僚と思しき日本人女性がいいジャンパーですねって言ってる、と
わざわざ訳してくださったんですが、
どうやら自分の着ている革ジャンに縫い込まれているフットボールチームが大好きなようで
自分の今着ているジャケットと変えてもらいたいぐらいだと興奮してらっしゃる。

こっちはこっちでまさかこんなところで革ジャンについてこんなに食いつく人がいるとは
思ってもいなかったので、もうちょっと気の利いたことが言えたらよかったんだけど
「どうも」と返すのが精いっぱいだったのが残念でならず。

さてこの革ジャン、確かにセントルイス・ラムズというフットボールチームの銘と
エンブレムが縫い付けられている。

ああ、あの人はセントルイスかミズーリ州にでも住んでいるファンなのかな、とか
まさか選手とかチーム関係者なのかな、とかいろいろ考えたんですが
なにしろこれ、貰い物なんですよ。

メリケンスポーツが好きな近所の爺さんにもらったんです。
革ジャンってだけでも相当高いのに気前のいい爺さんだなと思いつつ
そのまま普通に着てたわけですが、これからまたこういうこともあるかも知れないですね。
もし、その爺さんがそこにいたら話が弾んだだろうと思う旨の返しができたらよかったな。