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2012年10月11日11:57

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植民地の傷跡

 イギリス統治時代の地名を元の名前に戻そう運動が盛んなインドですが、なにせ250年前のことなので、逆に語源がハッキリしないという困った事態になっているみたいです。
 へー、ほー、と各地名をググってたら、ボンベイ(現ムンバイ)に辿り着きました。

 ここの名前、不思議だったのよねえ。ベイは英語の「入江」だけど、ボンって何さ?と。フランス語の「良い」か?とも思ったけど、こんな短い単語にフランス語と英語が混ざるってちょっと考えられない。ちなみにフランス語で「入江」はアンスです。
 そしたら、ポルトガル語だって。「良い港」という意味のボン・バイア。訛ってボンベイ。
 なーるーほーどー。
 そして私が今までアニメ『ワンピース』のOPを「ボンバイア〜♪」だと思っていたのが、「♪ボンボヤージュ〜♪(よい旅を、の意味)」だった事が、ついでに無駄に判明。
 で、肝心のインド語(というのは無いんだけど、まあ便宜上)では、ムンバ女神に関係するんじゃないか、との事。パールヴァティ女神の別名だそうだけど、あたしゃ知らんぞそれ?しかも母音がアで終わる女性名って、サンスクリットじゃないぞ?
 地名を一つ抹消する事で、土着の神話が一つ消えたんですね。悲しい。

 世界遺産のヴィクトリア・ターミナス駅がチャトラパティー・シヴァージー・ターミナス駅に変わったと聞いた時には「嫌がらせかーー!?」と本を投げ出したものですが。
 古いものと新しいもの。消えたものと築かれたもの。インドの人の懐の深さで、同居させることは、出来ないでしょうかね‥‥
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