今月7日に翁長雄志・沖縄県知事と会談することが決定した安倍晋三首相。安保法制の強行採決で明らかになった「国民無視」の姿勢を少しでも挽回しようという目論見らしいが、会談を控えたいま、沖縄の基地問題をめぐって、ある夫婦がバトルの様相を見せてい
国民の反対を押し切って法改正を推し進める安倍首相。自民党内は“首相に倣え”と静まりかえるが、同党出身の長老議員は黙っていない。衆議院議員・亀井静香さん(78才)は、こう話す。「今の日本は戦後最大の危機を迎えている。日本は戦後、一貫して戦争し
「嫌韓」や「反中」をキーワードとする、いわゆる「ヘイト本」ブームが起きたのは2013年から14年にかけてのこと。この時期だけで、実に200点以上のヘイト本が刊行されたという。しかし、ヘイト本は人種差別や排外主義を煽(あお)る内容を含んでお
戦後70年の節目の沖縄には、辺野古(へのこ)新基地建設を必死で止めようとする人たちがいるーー。ドキュメンタリー映画『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』は名護市辺野古の「新基地建設阻止運動」の現場と、その周辺の地元に生きる人々を描いている
与党が7月15日にも、衆議院の特別委員会で採決する構えをみせている安全保障関連法案。この法案をめぐっては、多くの憲法学者が「憲法違反だ」と声をあげるなど、反対論が根強い。安保法案をめぐる政治の動向をどうみればいいのか。安保法案に異をとなえる
現在公開中の映画『沖縄 うりずんの雨』のメガホンを取ったジャン・ユンカーマン監督がインタビューに応じ、現在沖縄が置かれる状況は、日本が憲法9条を守り切れていないことの象徴であるという見解を示した。 本作は、太平洋戦争における沖縄戦を体験し
作家の百田尚樹氏が自民党若手議員の勉強会で「沖縄の2つの新聞は潰さないといけない」などと発言したことに、当該の琉球新報と沖縄タイムスをはじめ、各メディアから非難の声が相次いでいる。一方、保守層からは2紙の報道姿勢を疑問視する声はいつにも増し
「こんなはずではなかった」──見れば見るほど、そんなボヤキ声が聞こえてきそうな写真である。6月23日、黒いかりゆし姿で沖縄の全戦没者追悼式に出席した安倍晋三首相は、終始、心ここにあらずの様子だった。 会場入りの際、祭壇への一礼を失念し、全員
昨年、日本で久しぶりに国内感染が確認され、流行の兆しを見せたことで大きな話題となった「デング熱」。そろそろこの病気を媒介する蚊が出る時期になったこともあり、今年も発生するのではないかと懸念している人は多いのではないか。 昨年のデング熱の
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設を巡る翁長雄志・沖縄県知事と安倍官邸の話し合いが平行線をたどっている。もっとも重要な問題は、「なぜ沖縄に米軍基地があるのか」という根源的な問題だ。大前研一氏が解説する。 周知の通り沖