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日記一覧

起業したのが94年。その時点で銀座一丁目昭和通り裏のうちにもっとも至近だった三井住友(当時はさくら銀行)京橋支店に口座を開いた。のち、築地支店に替えた。以来、20年以上、そこを利用している。その馴染みの築地支店がなくなると本日、聞いた。正確

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それは、意識してできることと、半ば無意識にそうなっている2通りがあるのだと思う。意識してそうなっているのは、本人が話す内容の問題を熟知し、かつ聞く人の印象に残るのは組み立てをいかにすべきなどをよく考えてやっている場合だ。声の大きさと、それが

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踊りとは、あるとき、不思議なものだ。人間の身体とそれが纏った衣装と躰の動き、その動きの空間への軌跡が観る者に与える脳内への視覚の残像。それしか構成要素はないのに、妖しい憑依がそこに起こり、“魔のようなもの”が降りてくるのだ。昨夜の北区豊島の

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叫び声
2017年11月28日08:34

「一つの恐怖の時代を生きたフランスの哲学者の回想によると、人間みなが遅すぎる救助を待ち焦がれて生きている恐怖の時代には、誰かひとり、遙かな救いを求めて叫び声をあげると、それを聞く者はみな、それが自分自身の声ではなかったかと、我が耳を疑うとい

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あの公演の感想をこういう文章でミクシィにアップしましたと、スマホで全文を知らせたところ、土曜夜の舞踊家の朝弘佳央理さんから、こんな返事が来た。喜んでくれて、うれしいな。舞踊家本人からのメールなので、私の書いた文章がそのダンスのコリグラファー

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最初に私の名誉のためにいっておけば、この2つを観たのは、それが目的ではない。何しろ、観るまで、そういう場面があるとは知らなかったのだから。『海辺の生と死』は、島尾敏雄の原作を、越川道夫の監督、永山絢斗、満島ひかりほかのキャストでつくった作品

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ヒトの60兆個の細胞は、2か月ですべてが入れ替わる。という話を私が知ったのは、異色の生物学者の福岡伸一の『はみだし生物学』によってだったと記憶している。なんでも人間の細胞は一日に1兆個ずつが新しいものに入れ替わり、従って、全身で60兆個であ

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とても満足できる水準のパフォーマンスの公演だった。パレットクラブという昨夜のその会場は、築地の魚河岸場外市場の小さな飲食店がごちゃごちゃ立ち並ぶ路地の奥にある、密閉された大きな扉を開け、すぐ脇の階段を二階に上がると、20畳敷くらいの大きさの

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細く、長く
2017年11月23日11:30

草津温泉の一井の女将に中学時代の旧友がお世話になったことのあの御礼のメールを出したら、すぐその翌日の午前、メール末尾に記された私のオフィスに、その女将から電話がかかってきた。「ご丁寧な御礼のお便りを、わざわざありがとうございます。喜んでいた

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エスキャルゴオ・エコルス・エコオ・エスキャルパン・エリス・エリプス・エスキナンシイ蝸牛・木の皮・噂・舞踊靴・螺旋・楕円に・扁桃腺炎この醍醐味は、ぜひ音読して味わってみてくださいな。戦後の前衛短歌に燦然と屹立する塚本邦雄の作。

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鶏肉車海老穴子白菜ひろうすしいたけ人参生麩三つ葉鱧板真丈里芋絹さや薬味 (レモン、葱、もみじおろし)この店秘伝のダシで作ったつゆを鍋に最初にタップリ注ぎ、ついで、あらかじめ重箱に見事にきれいに整えられて用意されている上記の豊かな具を少しずつ

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高校柔道部同期の1人のKの姉貴が、草津温泉一の一井という旅館に嫁いで、女将をやっている。だからその同期の面々で10年に一度ほど行っていたのだが、一昨年から私の発案で、新緑の五月に、毎年、行くことにした。その季節のこの土地の、草萌える全山の景

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非日常の感動
2017年11月20日12:06

中学高校の6年間運動部に所属はしていたが、私はとくにスポーツ好きとは思わない。くらべていうなら、文学、思想、歴史、音楽、美術、映画などのいわゆる文化芸術のほうに惹かれる人間だろう。だからw杯のサッカーやラグビーや陸上などに特段吸い寄せられる

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私が幹事役のマンション有志のそういうものを、京橋の美々卯でやった。昨日は真冬のようにとつぜん冷え込み、幸いその料理には絶好だった。以下のコースに、飲み放題つきで、おひとり様8400円。いつもは基本が5千円なのだが、昨日は老舗なのでと少し割高

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どうも、私はダメである。以前に聴き、まったく打たれなかった苦い経験があった。だから20年を隔て、バロック・チェロ演奏では世界的にもその第一人者であるおなじその鈴木秀美で、その作品に11月3日に浜離宮朝日ホールで再チャレンジしてみた。だがやは

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私は、昨年のボブ・ディラン、ことしのカズオ・イシグロという受賞歴を知り、これで村上春樹のその賞受賞はなくなったなと、思った。先の2つが示すものは、米国でのトランプ大統領誕生、英国のEU離脱、国際テロ頻発などを受けての、ある種のメッセージ発信の

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20世紀音楽はドビュッシーとストラヴィンスキーが切り拓き、それ以後に位置する重要な存在が武満徹というのが、世界の評価である。このことは知っておいて損はない。20年前の武満の訃報をニューヨーク・タイムズとBBCは当日のトップで扱い、朝日夕刊は三

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私は今、さいたま市で妹と2人で暮らしている母親のところに、毎月一度ずつ、お食事会と称し、銀座の松屋地下で柿の葉鮨の折などを買って持参している。母親の大好きな美々卯のうどんすきを、京橋のその店で買って持っていったこともある。これは一人まえ5千

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モダン・ダンスの話題で書いているとき、マイミクの舞踊家の女性で、おもにヨーロッパで活躍されている朝弘佳央理さんというかたが、この秋に帰国して全国各地で公演すると知った。そしてそのうちの1つの会場が、現在の私のオフィスに至近の築地なのだ。下が

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つまり20世紀初頭、世界には、広く芸術全般の分野で、2つの中心的前衛都市があった。 西はパリ、東はぺテルブルグ+モスクワである。そして同心円的に、パリは周辺にベルリン、ロンドン、ローマ、チューリッヒを従え、ロシアの2都市は同じく、東京、上海

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モダン・ダンスの創始者イサドラ・ダンカンの自伝『魂の燃ゆるままに』のなかに、1905年1月、厳寒のペテルブルグ公演のため初めて訪れた時の描写がある。ベルリンからの国際列車が遅れ、一行がロシアの首都に到着したのは未明に近い深夜だった。その暁闇

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古典音楽を聴きはじめ、次第に夢中になっていったころ、それは中学高校生のころということになるが、その世界や人々のことをもっと知りたくなり、音楽関係の書籍も次々に読み漁った。 そんな中には、ロマン・ロラン全集のなかの『ベートーヴェン研究』や『ベ

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もうだいぶ前、どこか外国の街で、多分「タイム」か「ニューズウィーク」あたりの雑誌を読んでいたとき、ある記事の中の次のような個所が眼に止まり、なぜかそれからずっと心の奥のどこかに引っ掛かっていた。 その記事は次のようなものだった。 ・・・61年

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昨日の、「簡単な文章の意味を理解できない中高生」には、賛意を中心のたくさんの反響をいただいたが、そういう現象への認識は、かならずしも世のなか全体でもないようだ。というのは、それが出てすぐ買って読み、まったくそのとおり!と私が同感した三浦展の

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まず下記の朝日の記事を見てほしい。「教科書や新聞記事のレベルの文章を、きちんと理解できない中高生が多くいることが、国立情報学研究所の新井紀子教授らの研究グループの調査で分かった。新井教授は「基礎的な読解力がないまま大人になれば、運転免許や仕

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百年 夢十夜の第一夜
2017年11月07日13:44

  こんな夢を見た。  腕組をして枕元に坐っていると、仰向きに寝た女が、静かな声でもう死にますと云う。女は長い髪を枕に敷いて、輪郭の柔らかな瓜実顔をその中に横たえている。真白な頬の底に温かい血の色がほどよく差して、唇の色は無論赤い。とうてい死

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昨日書いた漱石の『夢十夜』のなかのあの第六夜にでてくる、漱石の言である「明治の木に仁王は埋まっていないのだと知った」の“仁王”とは何か。ある時代の中に埋まっている「仁王」は、吉本隆明でいえば、共同幻想。社会学のレヴィ・ブリュルでいえば、集団

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あの連合赤軍の72年冬のあさま山荘事件の後で、仲間12人を政治的総括を理由に次々に殺害していた山岳ベース事件の全容が明らかになっていったとき、セクトこそ違うものの、新左翼の一角として当時学生運動に打ち込んでいたものの1人として、おなじ立場だ

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関係:ジェダイマスター陽虎さんの日記を見ることが今やmixiを続ける最大の理由になっています。年齢的にも人生の先輩ではあるのですが、自分がこの先何年無駄飯を食おうと到底同じ地点には辿り着けないと確信するほど、多くの経験と知識、それらをベースにし

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