mixiユーザー(id:3986894)

日記一覧

ハンゲショウ
2018年06月30日06:49

 緑地帯の高町池の湿地に生えてゐるハンゲショウといふ名の植物が見頃になりました。葉の一部が白くなってきて、まるで化粧の途中のやうですが、緑との対比が鮮やかです。葉の片面(表面)だけが白くなることからカタシログサ(片白草)とも呼ばれてゐます。

続きを読む

住宅街の歩道脇に派手な朱色の花が咲いてゐます。南アフリカ原産のヒオウギズイセンとヒメトウショウブがヨーロッパで交配された園芸種です。明治期に渡来してその後野生化し、全国的な帰化植物となりました。スイセンの名がつきますが、ヒガンバナ科ではなく

続きを読む

ノアザミ(野薊)
2018年06月27日07:26

緑地帯の野原にロゼッタ上のいがいがの葉の草を見つけたのが、3月23日でした。5月になると茎がたってきて、6月には間違いなくアザミとわかるようになりました。アザミは、キク科アザミ属、 及びそれに類する植物の総称で、単にアザミといふ名の種はありませ

続きを読む

ヤマモモの実
2018年06月26日07:28

ヤマモモは中国及び日本を原産地とするヤマモモ科の常緑樹でバラ科の桃とは全くの別種です。山に生える木で、果実の味が桃の実に似ているところから「山+桃」、つまり山桃です。別名ヨウバイ(楊梅)、主に関東以南の山野で見られるが、都会でもよく植えられ

続きを読む

シベリア朝顔
2018年06月25日06:38

《戦後シベリアに日本兵が抑留され、その一部が中国の撫順戦犯管理所に収容された。管理所職員から「もう2度と武器を持って大陸に来ないで下さい。日本に帰ったらきれいな花を咲かせて幸せな生活を築いて下さい」と朝顔の種を数粒貰って帰国した》と云ふ話が

続きを読む

インカの百合
2018年06月24日06:35

ユリ科アルストロメリア属の花は総称してアルストロメリアと呼ばれます。アンデス山脈の寒冷地原産で自生種は約50種ほどあるさうです。日本には1926年(大正15年)に渡来しました。幻の鳥と言はれるケツァールと同じ色のツートンカラーが特徴です。植えたつも

続きを読む

ネムノキ(合歓の木)
2018年06月23日06:37

緑地帯の遊歩道に、小さな化粧刷毛のやうな淡紅色の花が散らばってゐました。見上げると高い所にネムの花が葉隠れに咲いてゐます。ひとつの花に見へるのは、小さな花が10〜20個集まったものです。淡紅色の糸のような部分は花びらではなく、長く伸びた雄しべで

続きを読む

ネジバナ
2018年06月22日05:38

花序が捩じれたネジバナ(捩花)は、ラン科ネジバナ属の小型の多年草です。別名はモジズリ(綟摺)、ネジレバナ、ネジリバナ、ねじり草(そう)などがあります。ラン科ではめずらしく、芝生や土手、都市公園等の人間の生活圏に近い所で見ることができます。右

続きを読む

ムラサキカタバミ(紫片喰)は、カタバミ科カタバミ属の植物です。南アメリカ原産で、江戸時代末期に観賞用として導入されて帰化しました。環境省により要注意外来生物に指定されてゐます。花は青みのある濃い桃色で花筒の奥は白く抜け、花の中心部に向けて緑

続きを読む

クチナシの花
2018年06月20日06:23

純白のクチナシ(梔子)の花が咲いてゐます。モクレンなどもさうですが、白い花はすぐに錆色になりますので見頃は僅かです。一重と八重がありますが、ウチのは八重で、園芸種と思jはれます。役に立つ植物で黄色い実は、薬用や布の染料になります。食用にも使

続きを読む

春モミジ
2018年06月19日05:50

緑地帯のカエデの並木は見事な新緑のトンネルになってゐます。その中に、すでに赤く色づいたカエデが散見されます。芽吹きの頃から紅いもの、次第に赤くなるものがあります。園芸品種の「ノムラモミジ」は一年中赤いままのカエデです。紅葉の時期に紫がかった

続きを読む

セイヨウニンジンボク
2018年06月18日06:24

中之島の中央公会堂の南面にセイヨウニンジンボク(西洋人参木)が植ゑられてゐます。花の少なくなる7月頃に咲きますが早くも、さわやかなスミレ色の花が開き始めました。ウチもご近所から貰ったものを鉢植ゑにして育ててゐますが、蕾すらでてゐません。日本

続きを読む

濃赤紫色のマーガレット
2018年06月17日02:13

マーガレットと言ふと、白い花だと思ってゐました。カナリア諸島が原産地で、明治時代末期に伝わり、大正時代から幅広く栽培されるようになりました。大正モダニズムにのって、ハイカラな洋館に似合う洒落た花として流行りました。もとの白い花が様々品種改良

続きを読む

タチアオイ
2018年06月16日06:34

かっては良く見た庭花で、この頃は珍しくなったと思ふ花がいくつかあります。ダリアしかり、ムラサキツユクサしかり、タチアオイしかり・・・・・。家近くの道路わきに、久々にタチアオイ(立葵)を見つけました。詳しい原産地は不明ですが、一般的に地中海沿岸の

続きを読む

千里ニュータウンにはフウ(楓)の木があちこちにあります。日本で見られるフウ属にはアメリカフウとフウ(タイワンフウ)があります。秋に見事に紅葉しますが、若葉の頃のフウもとてもきれいです。アメリカフウは北米・中南米原産で、葉が5-7裂になってゐて

続きを読む

アジサイ(紫陽花)
2018年06月14日06:06

アジサイの花は両性花と装飾花(中性花)の2種で構成されています。両性花は雄しべと雌しべを持ちますが、開花してもあまり目立ちません。装飾花は大きな花びら(萼)をもっていますが雄しべや雌しべが退化して、実を結ぶことはありません。ガクアジサイは額縁の

続きを読む

スープセロリの花
2018年06月13日06:10

知人に貰ったスープ‐セロリとイタリアンパセリの白い花が咲いてゐます。(写真はスープセロリ)スープセロリはヨーロッパが原産のセロリの原種で、セリ目セリ科オランダミツバ属です。中国に渡り「キンツァイ(芹菜)」あるいは広東セロリと呼ばれ、和名は「

続きを読む

ノキシノブ(軒忍)
2018年06月12日06:22

緑地帯のアメリカ楓(ふう)の木にノキシノブ(軒忍)が着生してゐます。ノキシノブは、ウラボシ科ノキシノブ属に属するシダの仲間です。和名は、軒下などにも生え、シノブのように着生すると言ふ意味です。ノキシノブはシノブには似ていませんが着生する点が

続きを読む

ナツツバキ
2018年06月11日06:18

ご近所の庭先にナツツバキ(夏椿)が咲いてゐます。ツバキ科ですが、普通の椿とは違ってナツツバキ属です。葉は似てゐませんが、花が椿に似ていて、夏に開花することから「夏椿」と言はれます。別名をシャラノキ(沙羅樹)と言いますが、これは誤認に基づく名

続きを読む

コクワガタ
2018年06月10日05:40

緑地帯の遊歩道を横断中のコクワガタ(小鍬形)のメスを見つけました。都市周辺ではもっとも個体数が多く、なじみ深いクワガタムシださうです。オスは、立派な鍬(顎)をもってゐますが、メスはご覧のやうに短めの鍬です。平地や丘陵地、低山地に生息し、小規

続きを読む

南天の花
2018年06月09日06:31

ナンテンと言えば秋の赤い実が目に浮かびますが、今頃咲く白い花もいいものです。和名のナンテンは中国原産で漢名の「南天燭」を略したものを音読みしたものです。福寿草の花と南天の実とセットで「難を転じて福となす」という正月の縁起飾りがあります。ナン

続きを読む

八重咲きドクダミ
2018年06月08日06:24

知人の家から養子にきた「八重咲きドクダミ」、別名「ヤエノドクダミ(八重の・・・)が咲き始めました。「八重咲きドクダミ」はドクダミの一種で、園芸品種なのか変種なのかは定かでないさうです。花弁に見える部分は総苞片(そうほうへん)と呼ばれる葉の一種で

続きを読む

睡蓮
2018年06月07日06:44

緑地帯の高町池のスイレン(睡蓮)が咲き始めました。スイレン科スイレン属の植物は温帯から熱帯まで広く分布します。日本に自生するのがヒツジグサ(未草)です。名の謂れは、未の刻(午後2時)に咲くからとされますが、普通は午前中に開花します。園芸種が

続きを読む

ブタナ
2018年06月06日06:09

緑地帯の野原に高さ5-60cmのたんぽぽのやうな黄色い花が咲き乱れてゐます。タンポポモドキ (false dandelion)という別名もあるブタナ(豚菜)です。ヨーロッパ原産で、日本では外来種(帰化植物)ですが、広い範囲に分布してゐます。道路脇、空き地、牧場、草

続きを読む

ノゲシ
2018年06月05日06:31

キク科の山野草には、イネ科、マメ科、キク科のものが沢山あります。たんぽぽの花に似て、ケシ(罌粟)葉に似ているノゲシ(野芥子)が道端に咲いています。ヨーロッパ原産で日本各地の道端や畑に自生し、日本には史前帰化植物として入ってきました。別名ハル

続きを読む

ザクロ
2018年06月04日06:28

緑地帯に半ば野生化した何本かのザクロ(石榴、柘榴、若榴)があり、花が咲き始めました。葉の明るい緑と花の朱色の対比が美しく、たとへ一輪咲いてゐてももとても目立ちます。「紅一点」は中国の王安石が作った「詠柘榴詩」という詩にある「万緑叢中紅一点」

続きを読む

ヒルザキツキミソウ
2018年06月03日05:29

緑地帯の草地に桃色のツキミソウが咲いてゐます。ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)は、アカバナ科マツヨイグサ属の多年生植物です。アメリカのミズーリー州から南へテキサス州、それにメキシコが原産です。観賞用として輸入・栽培されていたものが野生化しま

続きを読む

キョウチクトウは、ムクゲ(木槿)や、サルスベリ(百日紅)同様、夏を代表する花です。どれも長く咲く花木で、キョウチクトウは6月から9月まで咲き続けます。葉がタケの様に狭(夾)く、花がモモに似ていることから夾竹桃と和名が付きました。緑地帯の遊歩道

続きを読む

ビヨウヤナギ(未央柳)
2018年06月01日05:52

オトギリソウ属のビヨウヤナギ(未央柳)は中国原産で約300年前に日本に渡来しました。中国では金糸桃と呼ばれてゐますが、日本では未央柳というふ美称を当ててゐます。ビヨウ(未央)は央玄宗皇帝が楊貴妃と過ごした未央宮殿のことです。ヤナギ(柳)はこの

続きを読む