嫁さんが「読んでみたい」と言うので方々（ほうぼう）を探し回って偶々（たまたま）ジュンク堂書店の京都 朝日会館店（河原町三条）に在庫が残ってたので『絶歌』を買って来て（２０１５年６月２１日）最後まで、読み了（お）えた。この書物を公正中立な視点

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よくよく考えてみれば確かにそうだ。嫁さんはボクと結婚する時（1995 年11月19日）に「さとぼんが元気になる為に」と言ってくれていた。あれから２０年。ボクは十分に元気になった。なので「私の役割は終わった」のだ。そのことに気付かなかった私が馬鹿過ぎ

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躁鬱病（manic-depressive psychosis）と総称される双極性障害（bipolar disorder）あるいは気分障害（mood disorders）は単に気分が晴れないとかいうレベルは軽傷で本物の双極性障害とは躁（mania）であれ鬱（depression）であれ理性の制御能力を完全に越え

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全責任はわし（私）に在ると思うのだが嫁さんが「生きてることが何なの」と言い出している。先日講習を受けた自律訓練法の実践（０．背景公式「気持ちが落ち着いている」　１．両腕・両脚の重感、　２．両腕・両脚の温感、　３．心臓調整、　４．呼吸（肺）調

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科学は単に科学である限り人生の重大問題に何一つ応（こた）えられない。宗教もまた単に宗教であるかぎりどこまでも危うさを残す。科学が脱分化されて宗教化し同時に又宗教も脱分化されて科学化するのでなければそして宗教化された科学と科学化された宗教とを

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カントが「純粋理性（die reine Vernunft）」という表現に籠めた意味は「経験とは区別された理性」しかも「経験から独立な理性」それ故に「経験とは無関係に固有な原理を持つ理性」という存在を認めたことを意味している。したがって「純粋理性」という表現は

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精神医学は現実検討力の歪みである精神病理（かつては　「狂気（Störungen des Seelenlebens＝精神生活の障害、 　　　　　Seelenstörungen＝魂の障害）」とも呼ばれた。　現在では　（１）統合失調症（Schizophrenie）と　（２）双極性障害（bipol

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「純粋経験」はジェームズ（James, William 1842-1910）の概念pure experienceでもあり西田幾多郎の哲学の出発点（『善の研究』の第一篇と第一章「純粋経験」）でもある。ところでそもそも「経験」と「理性」は我々の「認識」や「判断」の二大形成因として欠

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癌は風邪等の場合の菌（ウィルス）のような外界からの外敵の侵入によって冒される病ではなく自分自身の細胞の再生過程で位置情報（身体のどの部分でどの器官に分化するべきかの情報。　これは分化過程で幹細胞が　ニッチェ細胞から最初に得るべき情報。）を獲

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我々の認識（Erkenntnis）は理性（Vernunft）と経験（Erfahrung）から成立している。理性（Vernunft）は悟性（Verstand）と感性（Sinnlichkeit）を構想力（Einbildungskraft）が結び付けて成立していると定義する。理性（Vernunft）と経験（Erfahrung）は Gei

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