永井陽子さんを偲ぶ歌以外の歌群から、印象に残った加藤さんの歌を何首かご紹介しておきたい。いづれも、何かしらの“発見”の歌である。くくられて〈鬼〉と呼ばれて人界を追われしものにふる石つぶて・・・・歌集冒頭の「『それからのないた赤おに』より」の一連
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2010年7月、砂子屋書房刊。どこまでもさくらあかりの細道を異界の人にひかれて歩む「さくらあかり」という歌集タイトルのゆえんの一連中の一首。この歌の前には《曇りたる窓に指もて書く名前この世の人にあらぬがにじむ》という歌もある。加藤隆枝さんに
7月31日〜8月1日の週末2日間、名古屋で開催された短歌人夏季全国歌会に参加しました。31日の夕刻に大辻隆弘さんの講演「戦後アララギについて−柴生田稔を中心に−」がありました。もし別様にタイトルを付けるとすれば、「歌人と戦争責任−柴生田稔と
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