Facebookのプロフィール写真の話です。 皆さん立派な顔つきをなさっている、と思うのです。殊に自分とよく似た年齢の男たちの顔つきがいい。皆さん、それぞれに “奇跡の1枚” の写真を選んでアップなさっているだろうことを差し引いても、大したものだと
昨日は24時間心電図計の装着で、今日はその取り外しの日だった。どちらの作業も「上半身は裸になって下さいね」と女性看護師さんから優しく命じられた。 その度に「はい」と元気よく答えてしまう自分がいた。裸になる行為に何の躊躇いもなく、まるで脱ぐと
昨晩、高田馬場駅前『博多風龍』の店先で、怒鳴りまくっている三十代後半とおぼしきガラの悪いデブの男がいた。そのデブのそばには二十代後半と思える二人の男も一緒だった。何があったのかは知らないが、デブの怒り方が尋常ではない。『博多風龍』の店長ら
庄司薫 著 『ぼくの大好きな青髭』という小説の中で、疲れきった主人公の薫クンが見知らぬ女の子と夜中の新宿御苑に忍びこむシーンがあった。真っ暗な御苑の芝生の上で寝転んだ薫クンは、新宿の街明かりを帯びて広がる蒼茫の夜空を眺めながら、自らのギリギ
画像の絵画は、パブロ・ピカソ『纏め髪のドラ・マールの肖像 II』である。 左は80万円もするリトグラフを印刷したもので、右が直筆なのに、な、なんとタダ。ただし右の絵は直筆とは言っても、俺が30秒ぐらいで真似て描いたものです。50円ぐらいの価値はあ
雑踏の中を歩きながら、しばしば孤独だと思うことがある。 一市民ではあるはずの自分が、どこか堅気じゃないような気がする時もあった。 病気では死にたくないと思う自分が、喧嘩では死ねるような気がしていた。 生きることの意義を求めていても、どこか
今朝、電車で30代後半とおぼしき男が指で鼻クソをほじくって、そのまま指ごと口に入れて食べてしまった。・・・ビックリしたけど、何だか塩風味が効いてて美味しそうだった。 昨日、病院の定期検診で、予約時刻ギリギリになった僕は50メートルほどダッシュ
フランスのシャンソン歌手「エディットピアフ」の名前を初めて知った時、エビがちょびっと入ったピラフのことか、とマジで思ってしまった。 最近流行の「インフルエンサー」なる言葉もそうだ。どうしても「インフルエンザ」と勘違いしてしまう。本当はい
ほんの数年前に『海賊とよばれた男』という映画があった。そして、そこからさらに遡ること二十年ほど前、僕は某小説家の先生から『人間魚雷』とよばれた男であった。何故、そう呼ばれていたのか? いくら思い出そうとしてもそのことが思い出せない。病気を
北方謙三 著『コース アゲイン』集英社文庫を読んだ。400字詰め原稿用紙が15枚丁度からなる、短編小説20篇を収録した文庫本だ。 僅か15枚の原稿量で『小説』足らしめることは至難の技だと思う。緻密な構成、より効果的な言葉や言い回しの厳選、無駄や過剰