(8月29日 東京文化会館) 毎年夏の終わりの定例行事、アジアユースオーケストラの東京公演が今年も開催された。アジア各地から厳しいオーディションで選ばれた若者達によるコンサートは、いつも心が洗われるような気がする。プロオケとは違うものが彼らの
ディオティマ弦楽四重奏団は、ブーレーズが作曲者の意図通りの演奏は不可能だと考えていた『弦楽四重奏曲のための書』を、本人とディスカッションを繰り返し、ついに五度目の改訂に踏み込ませた。ブーレーズもこの改訂に満足し、絶賛した。二度の公演では、
1977年の来日コンサートに行きました。AORブームのトップにいましたね。「シルク・ディグリーズ」で一世を風靡したボズ・スキャッグスの最近(2015年)のインタビュー。「シルク・ディグリーズ」の「ロウダウン」を聴きながら、いいミュージシャン(デヴィッ
youtubeのテオドール・クルレンティスが指揮するマーラーの交響曲第3番終楽章。この楽章について『いつか確信を得られるのではという希望を抱いたものの、結局かなわない。ほんとうに悲しい音楽、深い憂愁を帯びた幕切れです。』と喝破したのは、指揮者のジョ
兵庫芸術文化センター管弦楽団(兵庫PACオーケストラ)のクラリネット奏者、ヘルヴァシオ・タラゴナ・ヴァリ(Gervasio Tarragona Valli)が、同郷ウルグアイのモンテヴィデオ出身のピアニスト、ヤヴィエル・ベザート(Javier Bezzato)と組んで制作したアルバム
(8月9日、サントリーホール) ゲルギエフの指揮は、繊細で緻密。メンデルスゾーン交響曲第4番「イタリア」は、身体を終始ヴァイオリン群に向け、繊細なグラデーションを描くようにpとppの変化をつけていく。テンポも普通耳にするよりも遅め。明るいカラッ
(8月7日、尾上邸音楽室) 音楽ネットワーク「えん」主催のサロン・コンサート。中桐 望(なかぎり のぞみ)は、2012年浜松国際ピアノ・コンクールで歴代日本人最高位第2位。昨年1月にオクタヴィアレコードから「ショパン&ラフマニノフ」を発売している。
(8月5日、ミューザ川崎シンフォニーホール) 川瀬賢太郎が常任指揮者を務める神奈川フィルとの演奏を初めて聴く。川瀬は、これまでも東京フィルや母校東京音大のオーケストラで聴いてきたが、すごく才能のある指揮者だということを改めて確認した。 何がす
(7月24日フィリアホール) 広上淳一が、東京音楽大学の指揮科学生たちに対して行っている授業を、そのまま舞台で公開する、ユニークなイベントに行く。公開レッスンで知ったことはつぎの点。1. やはりオーケストラには指揮者がどうしても必要。個々の奏者は