2015年のチャイコフスキー国際コンクール優勝者。弱冠22歳だが、とても豊かな音楽性の持ち主だ。右手のボウインクが非常に柔らかくスムーズ。その右手の滑らかな動きが生み出すチェロが実に美しい。良く響き、柔らかく艶やかな音。ドイツ音楽財団貸与のジョ
2015年のチャイコフスキー国際コンクール優勝者。弱冠22歳。しかし、なんという音楽性の豊かさ!右手のボウインクが信じられないくらい柔らかくスムーズ。チェロも銘器、ジョヴァンニ・バッティスタ・ロジェリ(1671年製)。柔らかく艶やかな音色。バッハはスケ
(10月22日、すみだトリフォニーホール) 全体的には無難な演奏だった。新日本フィルの特長のひとつでもある、優しく柔らかい響きでまとめられた管弦楽の上に、4人の独唱者がそれぞれの個性を発揮した歌唱を聞かせた。アルトの池田香織とテノールの松原友が
(10月19日、サントリーホール) カンブルラン指揮読響と五嶋みどりの共演。みどりは、コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲と、日本初演のヨハネス・マリア・シュタウトのヴァイオリン協奏曲「オスカー」の2曲を弾く大活躍。コルンゴルトは、ハイフェッツとも
2004年以来、12年ぶりの来日というユリア・フィッシャーの日本での2回だけの演奏会の本命、トッパンホールでのリサイタル。海外での評判の高さを聞いていたが、生で聴くのは初めて。プログラムも渋くて、ドヴォルザークのソナチネとシューベルトのソナタD38
(10月15日、サントリーホール) 先週の東京オペラシティに続き、10月の東響のヨーロッパツアー(10/22クロアチア・ザグレブ、10/24オーストリア・ウィーン、10/27ドイツ・ドルトムント)で演奏されるプログラム。 前半はイザベル・ファウストを迎えて、ベ
(10月13日、東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル) これまでもたびたび、おおがかりな武満徹追悼企画を催している東京オペラシティ文化財団だが、今回は没後20年という記念の年のため、オーケストラ作品を集めた規模の大きい企画となった
(10月12日、王子ホール) 今日の席は、前から二列目、ファウストの真正面。昨日は細かな部分まで聞こえなかった音が、ダイレクトに飛び込んでくる。彼女のヴァイオリンの音色の多彩さに陶然となってしまう。1曲目のヴァイオリン・ソナタ第3番第1楽章の美
(10月11日、王子ホール) 立て板に水という古い例えが、ぴったりの水際立った二人の共演。滑らかに、鮮やかに、美しく流れていくバッハを、ビーバーを堪能した。二人の相性、息は完璧なまでに合っていた。 バッハのヴァイオリン・ソナタについては、以前
ジョナサン・ノット指揮 東京交響楽団(10月9日、東京オペラシティコンサートホール) 今日のプログラムは10月のヨーロッパツアー(10/20ポーランド・ブロツワフ、10/26オランダ・ロッテルダム)でも演奏される。仕上げ演奏でもあり、またCDか放送かは不明
ヤルヴィ N響 マーラー交響曲第3番(10月6日、サントリーホール) N響90周年&サントリーホール30周年 特別公演 これまで、何度もヤルヴィとN響のコンサートを聴いてきたが、そのなかではトップに挙げたい名演だった。「巨人」「復活」もすごい演奏だっ
ワーグナー:楽劇『ニーベルングの指輪』第1日「ワルキューレ」初日(10月2日、新国立劇場オペラパレス)指揮:飯守泰次郎管弦楽:東京フルハーモニー交響楽団演出:ゲッツ・フリードリヒジークムント:ステファン・グールドフンディング:アルベルト・ペー