開催終了2007-5 清水戦A
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2007年02月23日 23:02 更新
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2007年04月09日 23:37
トリニータ 後半失速２失点 助っ人を欠き反撃も空回り
【清水―大分】後半１７分、清水・市川（右奥）に先制ゴールを決められる。手前右は大分・西山＝日本平
Ｊリーグ１部（Ｊ１）第５節最終日（８日・静岡市日本平スタジアムほか＝２試合）千葉は４―０で横浜ＦＣに圧勝し、今季リーグ戦初勝利を挙げた。横浜ＦＣは１７位。
大分は静岡市の日本平スタジアムで清水と対戦し、０―２で敗れた。これで１勝２分け２敗となり、順位は１２位に落ちた。大分の次戦は１１日、ヤマザキナビスコ・カップ予選リーグ第４節で横浜ＦＣと横浜市三ツ沢公園球技場で対戦する。リーグ第６節は１５日、大分市の九州石油ドームでＦＣ東京戦がある。
好機生かせず厳しかった
大分トリニータ・シャムスカ監督の話 厳しい試合だった。相手の中盤から前はスペースを与えると危険。失点シーン以外はよくやったが、結果には結び付かなかった。引き分けか逆転を考えたものの、チャンスを生かせなかった。
【清水２―０大分評】清水が後半に２得点した。前半は大分の厳しい守備にてこずったが、後半１７分に市川が豪快なミドルシュートを決めて先制。その３分後には枝村のセンタリングを?宰?が決めた。大分は根本のＦＫがポストに当たるなど無得点だった。
【東京支社】我慢に我慢を重ねた守備網がほころんだ。ボールを持つフェルナンジーニョの動きに全体がつられ、左サイドにぽっかりと空いたスペース。サイドを駆け上がってきた市川にパスが通った。「止めるイメージはあったが、対処できなかった。もっと早く手を出せれば…。今シーズン最も悔しい失点」とＧＫ西川。持ち前の反応の良さも及ばず、ファインゴールを許してしまった。
清水は、ポジションチェンジを繰り返しながら、前線の空いたスペースに走り込む質の高いサッカーを展開。それでも三木を中心にした３バック、中盤底の藤田、右の西山、左の宮沢が３ボランチ気味のシステムで粘り強く対応した。「清水の攻撃的なシステムに対し、守りのバランスは悪くなかった。ただ、攻撃の際にトップをサポートできなかった」と西山。
課題は、攻撃の厚みだった。高橋らがクロスを入れても、高さのある相手ＤＦにはね返され、セカンドボールも拾われた。高松、松橋章が力とスピードでシュートを放っても、中盤からのフォローがなく、攻撃は単発。ようやく前線が活性化したのは失点後に山崎を投入してから。山崎、松橋章、根本がゴールポストを直撃するなど惜しいシュートを放ったが、結果として地力の差が出た。
というのも、この日の先発メンバーは”純国産”。本来、助っ人のはずの外国人が故障やコンディション不良で不在だった。攻守に奮闘した深谷は「中盤の入れ替えやけが人をうんぬんいっても始まらない。今は、全員が百パーセントの気持ちを持って戦うことが大切」と強調する。
チームはこのまま横浜に滞在し、中２日でナビスコカップ・横浜ＦＣ戦に臨む。カップ戦も含め２連敗という黄信号がともる中、初のグループリーグ突破のためにも、選手一人一人の奮起が欠かせない。
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