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「研修所で素っ裸に」メガバンク新入社員のトンデモ行動。近隣住民から大クレームも

4月は新社会人が街にあふれる季節。新卒一括採用のメガバンクでは、毎年多くの新入社員が入社する。無難な人材が多数を占める中で、トンデモない新人が混じっていたりもする。 筆者(綾部まと)は新卒でメガバンクに入行し、地方や都内の営業店で法人営業を経験した。営業店には毎年必ず新卒の社員が配属されるため、彼らの破天荒な行動を見てきた。今回はそんなメガバンクにおける、トンデモない新入行員のエピソードをご紹介する。

①「新人芸」に耐えられない、名家のお嬢様

新入社員

※写真はイメージです。以下同

メガバンクでは支店の新人歓迎会で、新人たちが出し物をする文化がある。半月ほどの準備期間があり、それなりのクオリティを求められる。二年目の先輩たちが、出し物の監修をさせられることもある。そのため、新人たちは業務後や週末に集まり、練習を繰り返していく。筆者も新人の頃はカラオケに同期と集まり、練習していた。 新人芸のほとんどは男性行員たちの漫才に始まり、女性行員も混じって全員でアイドルグループのダンスで終わる。よくある宴会芸だが、これに耐えきれない新人も中にはいる。 都内の支店に配属された女性の新入社員は、断固として新人芸を拒否した。慶応出身で某有名企業の社長のお嬢様には、屈辱に耐えられなかったのだろう。しかし組織力を重視する銀行では、一人だけ不参加は許されない。その結果、彼女は驚くべき行動をとった。

業務が開始する前に退職

彼女は早々に退職届を出して、銀行を去っていった。当時の銀行では総合職も、まずリテール部門で研修をした後に、法人部門に正式配属されていた。彼女は法人部門で採用されたにもかかわらず、法人に配属される前に退職をしてしまったのだ。 筆者が彼女の同期である新人の男性に「残念だったね、あの子が辞めて」と声をかけると「別に……多分、一緒に仕事してても『これは私の仕事じゃない』『あれはやりたくない』とか言ってきそうですから」と返された。「それに、あんまり可愛くなかったですし」とも呟いていた。どちらが本音かは、定かではない。
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