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「毎日とにかく食うモノを探すのに必死だったよ」13歳で家を飛び出し、洞窟暮らしに。43年間外で暮らし続けた男性の壮絶人生

理不尽な上司やわがままな部下、さらには居丈高な取引先との軋轢から、誰しもメンタルをやられてしまうことはある。ストレスフルな時代と言われている今、強メンタルを手に入れるにはどうすればいいのか? 打たれ強く生きるためのノウハウを学ぶ。今回は、長年洞窟にこもっていた「洞窟オジさん」こと加村一馬さんに話を聞いてきた。

自然が引き起こす苦行に日々耐えることでメンタル強化

[強メンタル]を育てる方法

加村一馬さん

コロナ禍とともに訪れたキャンプブーム。週末の郊外、テント泊やキャンプを行い自然と触れ合うことによって日々のストレスを解消している人も多い。しかし、そんな野外生活をひとときの趣味としてではなく、やむをえない事情で始めた男のメンタルは想像を絶する。 「毎日とにかく食うモノを探すのに必死だったよ」 こう話すのは加村一馬さん。1960年から’03年までの43年間、洞窟や山中で野外生活を続けてきたことで話題になった人物だ。「洞窟オジさん」の異名をとる加村さんが長年洞窟にこもっていたことにはワケがある。 「13歳の頃、親からの虐待に耐えかねて家を飛び出したんだ。それ以来、家に戻ったら今度こそ絶対に殺されると思って一度も家には帰らなかったね」

人間は極限状態に陥ると何でもできるようになる

[強メンタル]を育てる方法突然始まった洞窟暮らし。生きる術はその日暮らしを続けるうちに自然と身についたという。 「虫、カタツムリ、ネズミ、コウモリ、鳥、ヘビ、カエル、ウサギ。山にいるものは何でも捕って火を通して食べたね。それでお腹を壊したとしても食べないと生きていけないから。特に火おこしは大変だった。でも手の皮が全部剥けるまでおこし続けたね。夜は火床をつくらないと野生動物から自分の身を守れないし暖も取れないから。人間は極限状態に陥るとその日を生きるために自然と何でもできるようになるんだよ」
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サバイバーならではのメンタル強化術
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