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Windows 10/11でスタート画面やUWPアプリが開かない問題発生週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)

» 2023年01月29日 06時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

 うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する本連載。世界中には、結構面白い話題があるものです。この記事で一気にチェックしましょう!

MicrosoftがOpenAIとのパートナーシップを継続

 Microsoftは1月23日(現地時間)、OpenAIとの長期パートナーシップを継続すると発表した。OpenAIに対して数十億ドルの投資を行う。OpenAIへは、これまでも2019年と2021年に出資をしており、今回が3回目となる。

MicrosoftがOpenAIへの数十億ドルの投資を発表した MicrosoftがOpenAIへの数十億ドルの投資を発表した

 OpenAIは、画像生成AIの「DALL・E2」や質問に対して自然な言語でそれらしい回答を行う「ChatGPT」などを手掛ける、AIの研究/開発を目的とした非営利団体だ。2015年末の設立にはイーロン・マスク氏も関わっていたが、2018年に役員を退いている。

 最近では、画像生成AIが学習データとして著作権的に問題がある画像を利用している、ChatGPTの結果は一見それらしくはあるものの、誤りも多分に含まれている。また、学生がレポートをChatGPTに書かせているなど、さまざまな問題も指摘されているようになってきた。しかし、MicrosoftはOpenAIへの投資を強化することで「業界をより責任ある結果へと導く助けとなる」としている。

 Microsoftとしては、OpenAIの開発するAI技術を自社サービスに取り込むことも目的としており、Azure OpenAI Serviceの一般提供も発表されている。また、今後ChatGPTをBingやMicrosoft 365に組み込む予定とも伝えられている。

Windows 10/11でスタート画面やUWPアプリが開かない問題発生

 Microsoftは1月24日(現地時間)、Windows 10/11において、スタートメニューやWindows検索、Universal Windows Platform(UWP)アプリが期待通りに動作しなかったり、開けなかったりする問題が発生する可能性があると明らかにした。

WindoiwsのスタートメニューやWindows検索、UWPが動作しない問題が発生している WindoiwsのスタートメニューやWindows検索、UWPが動作しない問題が発生している

 対象となるのは、WIndows 11 22H2/21H2、Windows 10 22H2/21H2/20H2でサーバOSでは発生しない。

 影響を受けるアプリの例として、BARCOの「ClickShare」が挙げられているが、原因はMicrosoft Office APIにあるようだ。APIの不具合により、レジストリデータの破損が発生する。このMicrosoft Office APIを利用してWindowsやOffice、Ourlook、Outlook Carendarと統合するアプリは影響を受ける可能性がある。

 Windowsへの更新プログラムのインストールが原因ではなく、もともとあった不具合が、影響を受けるアプリの更新プログラムによって顕在化したようだ。Microsoftは現在調査中としているが、とりあえず回避するには、影響を受けるアプリのアンインストールが推奨されている。

なお、BARCOは個別にClickShareの対応バージョンをリリースしている。

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