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小児科は何歳まで受診できるの?「小児科」と「内科」の違いとは

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厚生労働省の資料によると、小児科の外来数は年間で約80万人(※平成27年現在)いるとされています。親子の生活のなかに「小児科」の存在はなくてはならないものでしょう。子どもが体調不良のとき、赤ちゃんの頃から診てくれている信頼できる先生だと親としても安心してお任せできるのではないでしょうか。ただ、生まれたときからお世話になっている「小児科」は、いったい何歳くらいまで診てもらえるのでしょうか。小児科と内科の違いはどこにあるのでしょうか。今回は詳しく掘り下げていきます。

小児科は何歳まで受診できるの?「小児科」と「内科」の違いとは

小児科と内科の診療内容に大きな違いは”ない”

もともと小児科は、内科の分野の1つとして発展してきたものです。そのため、内科と小児科で診療内容に大きな違いはない、とされています。しかし同じ病名だとしても、大人と子どもでは、ケアや治療の方法が異なるケースもあります。適切な知識・判断に基づいたより慎重な選択が必要となるでしょう。子どもに特有の病気も数ありますので、小児科では子どもに特化した適切な医療の提供が期待できます。

小児科を受診できる年齢に厳密な決まりはない。一般的には15歳くらいまで

公式に決められた年齢制限はありません。しかしほとんどの小児科では15歳まで、とされているようです。上述の厚生労働省の統計データにおいても、15歳未満の患者数が使われていました。病院によっては高校生くらいでも診てくれるところもあるそうです。ただ子どもが中学生・高校生くらいになると、子どもの方が小児科を拒む場合もあるようです。子どもたちから見ると、小児科は赤ちゃんや小さい子が受診するイメージがあるのかもしれませんね。

『中学生までが小児科かと思ってた』

『義務教育まで。高校生からは内科に回されるよ』

『総合病院では15歳まで小児科でいいが、16歳になると内科となるって聞いた』

大人も診てくれる先生もいる

小児科を受診できる年齢が法律などで厳格に定められていないことから、成人するまでOKの小児科やママやパパも一緒に診てくれる小児科もあるようです。子どもの病気が親にもうつってしまって体調がすぐれないというとき、子どもと一緒に自分も診てもらえるのはとても助かりますね。

『1週間前に小6の娘が日本脳炎接種しに行ったときにかかりつけ医に聞いたら、昔は中学生までだったけど現在は20歳まで大丈夫って言われたよ』

『私が働いている小児科は20歳まで診てくれるよ。ただ、内科でかかれるのは15歳からだったはず』

『ウチは、小4~小6居るけど内科だったり小児科だったりするな。そんな私は、30越えて子供と一緒に小児科でインフル受診したわ(笑)』

小児科は何歳まで?小児科を卒業するタイミングはいつ、誰が決める?

小児科を卒業するタイミングは中学卒業が目安・かかりつけ医に相談を

小児科は産まれたての赤ちゃんも見てくれるところです。なので、中学生以上となると子ども自身に小児科へ通うことへの羞恥心が芽生えるかもしれません。そのため、中学を卒業するころには自宅の近所や子どもの学校の近くに内科があるかどうかを調べておくといいでしょう。実際にその内科へ通っている人の口コミなども聞いてみるといいかもしれません。小児科を卒業するタイミングは、小児科のお医者さんに相談してもいいのではないでしょうか。自宅や学校の近所に通いたい内科があるとは限りません。成長してからもかかりつけの小児科へ通えるかどうかを確認しておくと安心できますね。

子どもを内科へ通わせるために親ができる準備

小児科を卒業し内科へ通うことになったとき、子どもが高校生なら親の同伴は必要ないでしょう。親が同伴しないのなら保険証、診察券、お薬手帳などがまとめられる小さなポーチやカード入れを子ども用に準備しておくといいかもしれません。受診する前に保険証や診察券、お薬手帳などをまとめたポーチを渡し、診察から戻ったらまた保護者が保管しておいてあげましょう。

内科へ子どもがひとりで通うなら病状を話せるようになっておいたほうがいい

内科へ子どもがひとりで通うようになったら、身体の不調の状態を詳しく子ども自身がお医者さんに話さないといけなくなります。「いつから、どのような状態であるのか」を話せるようになっておいたほうがいいでしょう。内科へ通い始めたときは、受診前に自宅で話す内容をリストなどにまとめておくと話しやすいかもしれません。

病院を子ども一人で受診できるようになることは子どもにとってひとつの成長です。健康であるに越したことはないですがどんなに予防しても病気にかかってしまうもの。そのとき親ができるサポートは限られているかもしれませんが、できるだけのことをしてあげてくださいね。

文・編集部

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