『ぼっち・ざ・ろっく!』作者・はまじあき、高級ギターを購入  ギターヒーロー垂涎のモデルだと話題

『ぼっちざろっく』作者の高級ギターが話題

  近年のアニメーション界の話題を席巻する作品になった、『ぼっち・ざ・ろっく!』の作者、はまじあきが7月28日にXを更新。

 「私もぼっち・ざ・ろっく!って作品に影響されてついにギター始めました!!!!!!!!!」として、写真を掲載したのはなんとギブソンの最上位モデル、レスポール・カスタムだった。しかも、ギターヒーロー垂涎のモデル、ヒストリックコレクション(通称:ヒスコレ)を購入したと報告し、話題を呼んでいる。

  ギブソンのレスポール・カスタムは1954年に登場したモデルだが、細かなモデルチェンジを繰り返し、1957年に現在の原型がほぼ固まったといわれている。はまじあきが手にしたレスポール・カスタムはその1957年モデルを忠実に再現したもので、“ブラック・ビューティー”と呼ばれる黒光りしたボディーが美しい、ギブソンの職人技の粋が結集した逸品といえる。気になる価格は製造年によって異なるが、中古で安くても50~60万円前後、基本は80~100万円ほどで取引されている個体も多い。

  ギターの最高峰を手にしたはまじあきは、「ぼざろ連載開始した時からずっと憧れてて欲しかった本家カスタムに加えて同じ生まれ年のヒスコレが奇跡的にあったのでついに買っちゃった」とコメント。ファンから祝福のコメントが多数寄せられている。

 『ぼっち・ざ・ろっく!』は陰キャ女子の後藤ひとり(ぼっちちゃん)の成長あり、バンドメンバーとの友情あり……のギャグ漫画であり、青春漫画であり、音楽漫画。「結束バンド」のメンバーの友情と成長を丁寧に描いた、読みごたえ抜群の名作である。

  記者が昨年末にはまじあきにインタビューした際、ぼっちちゃんの性格は自身を投影している部分もあると語っていた。

 「私は『結束バンド』のメンバーの中では、性格がぼっちちゃんに一番似ているなと思います。似ている点では凄い調子乗りなところや、少しでも褒められたりしたらすぐに、「自分はもしかして上にいけるんちゃうか!?」と思ってしまうところとか(笑)」

 インタビューでこう語っていたはまじあきだが、X(X JAPANではなくSNSのX。音楽やバンドの記事でXと書くと、どうも違和感がある)上では「アッヤバイ、、、楽器を載せるだけでこんなに反応もらえるなんて、、、私の中の承認欲求モンスターが目覚める、、、」ともコメントしており、このセリフはまさに作中のぼっちちゃんそのものだ。リアルぼっちちゃんではないかと思わせるほどである。

  なお、ぼっちちゃんの愛用するギターがなぜレスポール・カスタムになったのか。その理由については、こう語っている。

 「最初の頃、私は楽器にぜんぜん詳しくなくて、ベースやギターの見分けがつかないほどだったんです。キャラデザが先に決まったので、ピンク髪とジャージに映える色は黒かなと考えました。そこで『黒』『ギター』などの単語で検索したら、レスポール・カスタムが上位にきたので採用したのです」

 「ぼっちちゃんは、バンドやギタリストにかっこよさを感じているキャラです。そういう意味で、黒くてかっこいいレスポール・カスタムは彼女の憧れを投影する存在、といったところでしょうか。検索で上位についたので選んだギターでしたが、今になって思えば、キャラのイメージに相応しい選択だったと思います(笑)。数ある黒いギターの中でも配色のバランスやデザインも唯一無二で異彩を放っていますし、あの形は絵描き心をくすぐるものがありますから」

  詳しくはぜひ、リアルサウンドブックのインタビューを読んでいただきたい。このような経緯で決定したぼっちちゃんの愛機であったが、今回、はまじあきが念願の購入に至ったことで、ネット上ではこのような感想が寄せられている。

「ついに原作者のはまじあき様の『ギターヒーローへの道』がはじまる??」
「うわ、ただヒスコレなだけではなく生まれ年だったのか…それなら高かろうがなんだろうが絶対買わないとでしょ!ええ買いもんしてはるな」
「ギターヒーローへの道 はまじあき編 スタート」

 などなど、はまじあきを祝福するコメントが多く、改めて『ぼっち・ざ・ろっく!』というファンと作者が愛されていることを印象付けた。人気が衰えない『ぼっち・ざ・ろっく!』の今後の展開にも注目が集まる。リアルサウンドブックでも引き続き、最新情報をレポートしていきたい。

『ぼっち・ざ・ろっく!』作者・はまじあきインタビュー「 ぼっちちゃんの性格は、私自身の投影です(笑)」

今期のアニメーション界の話題を席巻する作品になった、はまじあきの4コマ漫画『ぼっち・ざ・ろっく!』。  「陰キャな…

 

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