盛り上がらぬドイツ、日本に勝てば変わる? スポーツバー閑散、なぜ

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ハノーバー=野島淳
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 サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本が23日に対戦するドイツは、過去に優勝4度を誇るサッカー大国だ。目の肥えたファンも多く、日本代表の吉田麻也シャルケ)や鎌田大地(Eフランクフルト)らも活躍する。ところが、今回、現地は全く盛り上がりを欠いている。なぜか。ドイツのスポーツバーを訪ねてみた。

 クリスマス市の小屋が立ち並ぶドイツ北部のハノーバー。大会2日目の21日午後、中心街のスポーツバーに向かうと、がらんとしていた。

 店内のテレビでは、イングランド対イランの中継が流れていた。客がほとんどいないのは、他国同士の試合で、まだ昼間であることもある。

 ただ「今回はみんな関心が薄い」とハイコ・キルステンさん(49)は話す。観戦ではなく、食事に来たという。

 「冬の開催で寒いし、いつものW杯の雰囲気で応援する気になれないよ」

 キルステンさんは「ほかにも理由はある」と言う。

 連日メディアで報じられる…

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