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Enterprise 停電時にスマホ充電できる!プロペラがない次世代マイクロ風車が登場。

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停電時にスマホ充電できる!プロペラがない次世代マイクロ風車が登場。

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脱炭素の潮流のなか、再生可能エネルギーである風力発電の活用に関する期待は高まっています。
しかしながら、「耐久性の弱さ」「風車が発生する騒音」など、従来の風力発電にはいくつかの課題があるのも事実です。

それらの課題を解決しようと、次世代の風力発電機の開発などを行う株式会社チャレナジーが提供開始を発表したのが災害に強く、なおかつ優れた静粛性を有した「次世代マイクロ風車」です。

災害に負けず・うるさくない風車


今回チャレナジーによって提供開始されるのがプロペラのないマイクロ風車です。

本製品の特徴は以下の2点が挙げられます。
<blockquote>
①耐久性の高さ
②優れた静粛性
</blockquote>
①耐久性の高さに関して、従来のプロペラ式風車・小型風車は、形状の特性上台風や地震などの自然災害に弱く、プロペラの暴走や事故のリスクが高いとされてきました。

一方で、チャレナジーのマイクロ風車はプロペラがないため自然へのリスクに強く、災害時でも安定して電力を供給することができます。

災害に強いことで、本製品は自治体の防災減災だけでなく、非常電源ニーズの高い建設業界、通信業界などでの活用も期待されます。
②優れた静粛性に関して、本製品はプロペラ式よりも低回転であるため、風切り音が発生しにくくなっています。

騒音が少ないだけでなく、小型のため限られたスペースにも設置可能なので、特に人口密集地などに向いています。

また、これらの特徴を持ちながらも、独自の形状により、発電性能との両立を可能にしています。

寒冷地での活用に注目


様々な地域や現場での活用が期待される本製品ですが、同社は特に寒冷地における公共施設のBCPしての展開に注目しています。独立電源タイプなので、停電時の照明やスマートフォンの充電などに活用できます。

寒冷地で再生エネルギーの導入を試みた場合、太陽光発電では積雪による発電量低下、従来のプロペラ風車においてはブレードへの着氷着雪による破損が課題とされてきました。

プロペラがなく、積雪や着氷の影響を受けづらい本製品は、これらの課題に対する解決策として期待されます。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000043827.html

(文・大谷尊迪)

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