クリスマスの4週前から始まる「待降節(アドベント)」。1日ごとに日付の箱を開け、グッズやお菓子が出てくるアドベントカレンダー、期間中に少しずつ食べるシュトーレンもお店に並んでいますね。

 こちらのお家では、小さな兄弟がサンタさんを待ちわび、さっそく準備に入った模様。家の中でサンタさんを迎えるポイントに陣取り、毛布を広げて準備万端です。

 Twitterに「サンタさんをここで待つ予定の3歳と2歳」という言葉とともに、家の形をした階段下のスペースに寝ているお子さんたちの姿を投稿したのは、布のない「透過刺繍」作家の田口ナツミさん。写真からはワクワクした兄弟の気持ちが伝わってきます。

サンタさんを待つお子さんたちのツイート(スクリーンショット)

 田口さんに話をうかがうと、元々はこの階段下のスペースにクリスマスツリーを出す予定だったのだそうです。さらに3歳のお兄ちゃんとクリスマスやサンタさんの話題になった時、そっと「階段の下のツリーにプレゼント置いてくれるって」と教えたのだとか。

 サンタさんからのマル秘情報を教えてもらったお兄ちゃんは大感激。目をキラキラさせて「ぼくここで待つ!」と毛布とクッションを持ってきて、さっそく寝始めたといいます。

 お兄ちゃんの行動を見ていた2歳の弟くんも、遅れてはならじとクッションを手にしてお兄ちゃんのもとへ。2人揃って横になり、サンタさんからのプレゼントをすぐに受け取れるよう、場所を確保したのだそうです。

 しかし、サンタさんがやってくるクリスマスには、まだちょっと日にちがあります。しかもフローリングに直接寝てしまっているので、体も痛くなりそう。

 田口さんは、2人が寝付いたらベッドまで抱っこして連れて行こうと思っていたそうですが、ほどなくしてお兄ちゃんが「おふとんの方が、ふかふか」と起きてきたとのこと。無事ふかふかのベッドで寝ることになったそうです。

 それでも、当日の予行演習を済ませた兄弟2人は、きっとクリスマスがもっと楽しみになったかも。イブの夜、予定通りツリーのそばで寝るとしたら、2人にはどんなプレゼントが届けられるのでしょう。ちょっと楽しみです。

<記事化協力>
田口ナツミさん(@NatsuTagu)

(咲村珠樹)