アメリカの「最後のミスド」の店舗がいい雰囲気で「行ってみたい」と話題 実際に行った人に話を聞いてみた(1/3 ページ)
ドーナツだけでなくフーディーやTシャツも買えるそうです!
1955年にアメリカで創業し、日本では1971年に第1号店の箕面ショップ(大阪)がオープンした「ミスタードーナツ」。2023年3月末時点で、店舗数(国内のみ)は997店舗に上っていますが、本場アメリカではダンキンドーナツが主流となり、イリノイ州ゴドフリーにあるお店が唯一の「ミスタードーナツ」です。そんなアメリカ最後の「ミスタードーナツ」に行ってきた人のX(旧Twitter)投稿が話題です。
「アメリカ唯一、ミスタードーナツの生き残り」というコメントと共にアメリカ最後のミスタードーナツの画像を投稿したのは、アメリカ在住のXユーザー・なおや(@redblue708)さんです。
イリノイ州ゴドフリーにあるお店は素朴な建物で「Mister Donut」の文字と、おなじみの髭を生やしたコック帽のロゴの看板があります。道路沿いの大きな看板も存在感があり、駐車場に停まっているお店の車には、ロゴやおいしそうなドーナツがデザインされていています。
なおやさんによると、お店の中は意外とにぎわっていたのだそうです。ショーケースには、1970年代から日本のミスドでも売っていた「シナモンツイスト」や「ホームカット」、また「BLACK RASPBERRY」「LONG JOHNS」「JELLY」など、なかなか日本のお店では見ない名前のドーナツも並んでいます。全体的にシンプルでおいしそう!
また、Tシャツやフーディー(フードがついた服)などのグッズを購入したい場合、店員さんに言うと裏から持ってきてくれるそうで、なおやさんは黒地にオレンジでミスタードーナツのロゴが入ったフーディーを購入したと投稿しています。
お店の雰囲気や日本のミスドとの違いなどについて、なおやさんにお話を聞きました。
――お店の雰囲気はいかがでしたか
なおやさん:アメリカの代表的なドーナツショップより繁盛していて活気を感じられました。お客さんは地元の住民たちがほとんどといったところで、あるテーブルはおじいちゃんの社交場、あるテーブルは大学生カップル……といった感じで、スーツを着たサラリーマンはテイクアウトをしていました。
――品ぞろえは、日本のミスドとの違いは感じましたか
なおやさん:品ぞろえの数は、日本と同じくらいでしょうか? ポンデリングやフレンチクルーラーなど、日本の人気メニューはなさそうでした。これは聞いた話なのですが、日本で数十年前に販売されていたいにしえのメニューが売られているそうです。
――味はいかがでしたか
なおやさん:私は注文するとき、店員さんに「どれが一番人気?」と聞きました。若めの店員さんがうーんと迷っていると私の後ろに並んでいた常連さんのような人が「ブルーベリーのやつさ!」と教えてくれました。バックヤードにいたベテランっぽい店員さんも出てきて「ブルーベリーよ!」と言いました。正式な名前は忘れましたが、私はそのブルーベリーのドーナツと「ハニーディップ」、コーヒーを注文しました。
ブルーベリードーナツは生地にブルーベリーが練り込まれていて、おいしかったです。甘さもアメリカにしては控えめでした。ハニーディップは表面が砂糖でコーティングされていて、アメリカのドーナツらしく甘めでしたがこれもおいしかったです。
――お店について特に印象に残ったことをお聞かせください
なおやさん:繁盛していたことですかね。私が訪れたのは確か朝8時台でしたがお客さんでにぎわっていました。また、店員さんが着ているミスタードーナツのフーディーが気に入ったので「そのフーディー買えますか?」と声をかけるとバックヤードから服がたくさん入った箱を持ってきてくれました。黒、カーキ、グレーの3色があったので私は店員さんと同じ黒を選びました。30ドルだったと思います。アメリカで買った服の中で一番のお気に入りです。
投稿を見た人たちからは「あああああ ワシも聖地巡礼したーーーい!!!」「シナモンツイストまだあんの! やべえ! って別の方向に驚く元ミスド店員 めちゃめちゃ行きたい」「もうアメリカにはダンキンしかないと思ってた」などのコメントが寄せられています。
画像提供:なおや(@redblue708)さん
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