小学館、『セクシー田中さん』『砂時計』作者の芦原妃名子さん訃報にコメント 「生前の多大なご功績に敬意と感謝」(1/2 ページ)
「遺された素晴らしい作品の数々が、これからも多くの皆様に読み続けられることを心から願っております」
『砂時計』『セクシー田中さん』などの作品で知られる漫画家の芦原妃名子さんが亡くなったことを受け、『セクシー田中さん』を連載していた小学館は1月30日、「芦原妃名子先生の訃報に際して、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」とコメントを発表した。
同作品は2023年10月期に日本テレビ系でドラマ化しており、芦原さんは実写化許諾前の合意事由が守られなかったとして内部事情を公表。何度も脚本に修正を加えなければならなかったことや、ラストの9〜10話について自ら脚本を執筆せざるをえなかったことを心情とともに説明していた。
芦原さんの投稿は28日には削除され、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」の言葉を最後に更新が途絶えていた。30日に公開された小学館からの追悼文には映像化脚本を巡る騒動には触れていない。『セクシー田中さん』を掲載していたプチコミックの公式サイトでも同様のコメントを掲出している。
「芦原妃名子先生の訃報に際して、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」
漫画家の芦原妃名子先生が、逝去されました。
『砂時計』で第50回、『Piece』で第58回小学館漫画賞を受賞され、2017年からは7年にわたり「姉系プチコミック」で『セクシー田中さん』をご執筆いただいておりました。
先生の生前の多大なご功績に敬意と感謝を表し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
先生が遺された素晴らしい作品の数々が、これからも多くの皆様に読み続けられることを心から願っております。
日テレはドラマ公式サイトに追悼文を掲載
ドラマ「セクシー田中さん」の公式サイトは29日、「芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼文を掲載。「日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら 脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております」と、映像化脚本を巡る騒動に言及したと思われるコメントを発表している。
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