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メイクや料理が得意な女性へ、絶対に言ってはいけない“ひと言”。褒めてるつもりでも失礼すぎる

 12月10日にドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系、日曜よる10時30分~)の8話が放送された。
『セクシー田中さん』

画像:日本テレビ『セクシー田中さん』公式サイトより

 7話で笙野浩介(毎熊克哉)とのディナーデートに臨んだ田中京子(木南晴夏)。人生初のデートということもあり、気合が入りすぎてついつい過激なメイクになってしまった結果、「笙野に引かれた」と思って京子は落ち込む。8話ではそのことを知った倉橋朱里(生見愛瑠)が、元気を出してほしいと思って京子にメイクを施す。メイクに自信のある朱里ではあったが、上手くいかずに困惑。 【前回の記事】⇒話題のドラマが描く“男の生きづらさ”にハッとした。バカのフリから抜けられず、“素”を出したら「終わる」

鏡を見るたびに「ブスだなぁ」と思っていた女性

 そんな中、ここ最近急接近を見せている小西一紀(前田公輝)から、友人の妻でビューティーアドバイザーを務める琴乃(冨手麻妙)を紹介してもらいコスメを譲ってもらえることに。  朱里は琴乃の家に足を運び、多種多様なコスメが置かれた部屋に案内され、いろいろなコスメを手に取って「すごっ! うわ、見てたやつだ!」とテンションマックス。ご機嫌な朱里は琴乃から「メイク、楽しいよね」と話しかけられ、満面の笑みで「はい」と返す。
 すると琴乃は「私ね、自分の顔にコンプレックスがいっぱいあって。鏡見るたびに『ブスだなぁ』『横顔嫌いだなぁ』『せめてもうちょっと輪郭が整ってれば良かったのに』って」「でもメイク覚えて『初めて自分の顔も悪くない』って思えて」と過去を振り返る。

メイクがいつも「誰かのため」とは限らない

 そして、「その時気付いたの、『誰より私を罵倒してたのは私だったんだ』って。見た目が全てじゃないし、メイクやファッションに興味のない女の子もたくさんいるけどね」「でも、私はメイク覚えて自信がついたし社交的になった。好きな人にもちゃんと『好き』って言えた」 と、メイクと出会ったことで人生が好転したと笑顔で語った。 「メイクは“社会人のマナー”」という風潮は根強く、また、いまだに“男ウケメイク”という言葉を聞く機会も多い。“メイク=誰かのためにやるもの”と思われがちだが、琴乃の言葉を聞くと決してそういうわけではない。自分を好きになるためにメイクをしている人、メイクそれ自体が好きだからメイクしている人もおり、決して誰かのためにやっているとは限らない。
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自分のための行動を「男のため」と回収されるつらさ
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