Entertainment

「女って怖い……」ピュアな浮気を察した“34歳女優の笑顔”にゾゾゾ…すれ違う2人の恋の行方|NHK大河ドラマ『光る君へ』第16回

大河ドラマ『光る君へ』第16回(C)NHK

大河ドラマ『光る君へ』第16回(C)NHK(以下、同じ)

平安のまちを襲うのは疫病。しかし、お偉方は自分たちには害がない、下々の者が罹るだけ、と他人事だ。 奔走するのは道長、そして道兼。 しかし、奇しくも疫病が道長とまひろを引き合わせてしまう。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

まひろは何も悪くない……

疫病の暗い影がひたひたと近づいている中、まひろ(吉高由里子)の心に影が落ちる。さわ(野村麻純)に突き放されたから。いや、こういう場合、突き放されたというか、絶交というやつなのか、なんなんだろう、仲違いとも少し違うような。 さわ曰く、私は家でいらない子だし、石山寺でもどうでもいい女だった、と。「蜻蛉日記」のときの話をしていたときも自分だけのけ者だった、と。 まひろが藤原寧子(財前直見)と「蜻蛉日記」で盛り上がっていたからなのか。それとも、「蜻蛉日記」に描かれた心情をまひろが分かる、と言ったからなのか(そんなこと言われても……という話だが)。 考えてみれば、まひろとさわはタイプが違う。おまけにさわは、まひろの父・為時(岸谷五朗)が世話をしていた女性の娘なわけで。そう考えると仲が良いのは不思議というか。 ケンカ別れとなってしまったさわに文を出し続けるまひろ。まひろは悪くないのに、悪いのは道綱(上地雄輔)なのに。 それだけ、まひろにとってさわは大事な存在ということなのだろう。

またクセモノがひとり

大河ドラマ『光る君へ』第16回(C)NHK町では疫病による苦しみが広がっているが、内裏ではどこ吹く風。道隆(井浦新)にとっては疫病よりも、最近続いている内裏内での放火のほうが大問題だった。道長(柄本佑)が訴えても聞き入れようとしない。 一条天皇(塩野瑛久)も民を案じるが、道隆は貴族は疫病にかからないと決めつけている。確かに、屋敷も広いし、民より清潔さを保てるからそうかもしれないが、ならば同じことを民にすればいいのでは……とはならない道隆。それよりも、早く皇子をもうけるべき、と一条天皇に進言する始末。皇子が生まれれば、関白家はますます繁栄する。結局は自分たちのことだけなのだ。 今回からは、伊周(三浦翔平)の弟・隆家(竜星涼)が登場。こちらもなんだかクセモノそうな、というかふてぶてしさもあるというか。伊周とはまた違うタイプだが……。
次のページ 
覚醒し始めた人も…
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ