3眼カメラや4000mAhバッテリー搭載の「moto g8 plus」、3万8800円(税込み)で3月16日発売

» 2020年02月25日 11時00分 公開
[田中聡ITmedia]

 モトローラ・モビリティ・ジャパンが2月25日、SIMロックフリーのAndroidスマートフォン「moto g8 plus」を発表。3月16日に国内で発売する。価格は3万8800円(税込み)。

 moto g8 plusは、カメラやバッテリーに注力したミッドレンジのスマートフォン。カラーは、海外でも好評だったというコズミックブルーとポイズンベリーの2色を採用した。

moto g8 plus 「moto g8 plus」のコズミックブルー
moto g8 plus ポイズンベリー

 背面に4800万画素の標準カメラ、1600万画素の超広角アクションカメラ、500万画素の深度測定用カメラを搭載。標準カメラには、4つのサブピクセルを1つのピクセルにして暗感度を4倍に向上させるクアッドピクセル技術を採用。暗所でも高速のAFが可能なレーザーAFも用いることで、暗所でも明るく自然に撮影できるとしている。

moto g8 plus
moto g8 plus 背面に3つのカメラとレーザーAF、フォトライトを搭載

 超広角アクションカメラは動画専用となっており、本体を縦に持った状態で横向きの動画を撮影できる。画角は117度で、通常の78度と比べて4倍広く撮影できるとしている。

moto g8 plus 超広角アクションカメラを使い、縦向きに構えながら横向きの動画を撮影できる。片手で撮影できるのがメリットだ

 深度測定用のカメラを用いることで、被写体の背景をぼかしたポートレートモードも利用できる。カメラにAIエンジンを搭載しており、最適なシーンを自動で判別する他、AIが最適な構図に自動で補正する「スマート構図」、連写と合成をすることでズーム時の画質劣化を抑える「ハイレゾズーム」も用意した。

moto g8 plus 人物を映すと、ポートレートモードに切り替えられる

 インカメラは2500万画素で、ディスプレイを発光させるスクリーンフラッシュに対応。ビューティーモードも利用できる。

 ディスプレイはアスペクト比が19:9の6.3型フルHD+(1080×2280ピクセル)液晶を備え、インカメラの回りに滴型のノッチを採用している。プロセッサはSnapdragon 665を採用しており、同社は「moto gシリーズ史上最高のパフォーマンス」をうたう。メインメモリは4GB、内蔵ストレージは64GBで、外部メモリは最大512GBのmicroSDを利用できる。4000mAhのバッテリーを内蔵しており、18Wの充電器が付属する。指紋センサーは背面の「M」ロゴ部分に搭載している。

moto g8 plus インカメラ周囲に滴型ノッチがある6.3型ディスプレイ

 2つのSIMでVoLTEでの同時待受ができるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しており、ドコモ、au、ソフトバンクの回線で利用できる(楽天モバイルについては現時点では未定)。なお、片方のSIMスロットはmicroSDスロットと排他利用となる。LTEの対応バンドは1、2、3、4、5、7、8、18、19、20、26、28、38、40、41。

【訂正:2020年2月25日15時47分 楽天モバイルの対応状況が未定のため、修正しました】

 サイズは75.8(幅)×158.4(高さ)×8.27(奥行き)mm、重量は約188g。OSはAndroid 9をプリインストールしている。外部接続端子はUSB Type-Cで、3.5mmイヤフォンジャックも備える。ドルビーオーディオ対応のステレオスピーカーも備える。

moto g8 plus Mロゴに指紋センサーを搭載
moto g8 plus
moto g8 plus
moto g8 plus
moto g8 plus
moto g8 plus
moto g8 plus

日本市場で好調をキープ

moto g8 plus ダニー・アダモポウロス社長

 moto gシリーズは、2万〜3万円台の安価なモデルが中心。日本では2016年の「moto g4 plus」から投入し、2017年のmoto g5シリーズ、2018年のmoto g6シリーズ、2019年のmoto g7シリーズは複数の製品を投入してラインアップを拡充してきた。

 モトローラ・モビリティ・ジャパンのダニー・アダモポウロス社長は「分離プランの導入で法律も変わってきた。より、品質をご理解いただける、携帯本体の価値を理解してもらう形で紹介する」として投入するのがmoto g8 plusだ。

 日本のSIMフリー市場におけるモトローラのシェアは2%と決して高くないが、業績は4四半期連続で黒字を達成しており、2019年度の端末起動数は前年比で30%増加するなど好調だ。その要因についてアダモポウロス氏は「MVNOのパートナーが増えていること、金額に見合う価値だと消費者に評価いただていること」を挙げる。MVNOのパートナーは2017年の2社から、2018年は4社、2019年は6社、2020年には8社まで拡大する見込み。販路が拡大することで、さらにシェアを伸ばすことが期待される。

moto g8 plus moto gシリーズの歴代製品
moto g8 plus 端末の実売数に近い数字である「起動数」が伸びている

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