スポーツを「する」「ささえる」「みる・表現する」ための環境づくりをする公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)は、未来のオリンピック・パラリンピックを目指す若きアスリートを発掘・支援する「J-STARプロジェクト」を展開しています。2020年から「スポーツの日」となった7月24日に先駆け、プロジェクトの現役生・修了生がスポーツへの熱い気持ちを発信する動画を公開しています。

 J-STAR(ジャパン・ライジング・スター)プロジェクトは、世界で挑戦してみたい、大会で好成績を出したいなど、将来に世界や国際大会での活躍を目指す中・高校生や障がい者の夢を後押しし、世界で輝く未来のトップアスリート(ライジング・スター)を発掘するというプロジェクト。スポーツ庁をはじめとする関係5団体が連携し、全国規模で将来性豊かな選手の可能性を見出し、伸ばしていくものです。

 オリンピック競技の対象者は主に中高生(2020年度は対象年齢を拡大予定)、パラリンピック競技は12歳以上(一部対象障がいなどの制限あり)なら誰でもエントリーが可能です。参加者は個人の体力・運動能力を測定した後、世界レベルの指導者による合宿などのトレーニングを通じ、自分の可能性に適した競技に出会い、自分自身の可能性にチャレンジしていきます。

 プログラムの終了後、有望な候補者はさらに中央競技団体への強化・育成コースへの道も開かれており、さらなる競技力向上を目指すことが可能。次世代のアスリートを初期の段階から支援していく、というのがJ-STARプロジェクトの大きな特徴です。

 今回公開された動画は、スポーツの日に込められた意義である「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」ことを踏まえ、新型コロナウイルス禍という困難な時期だからこそ、スポーツの力を再確認しようという思いを形にしたもの。未来の日本代表を目指すJ-STARの現役生・修了生が、それぞれのスポーツに対する熱い思いを口にしています。

 若きアスリートたちの言葉は、自分を支えてくれるものであったり、人との関わりやつながりを感じさせるものであったりと様々。しかし、それぞれが自分を見つめ、そして未来を見据える前向きな言葉が並びます。

 それぞれが前を向き、目指す将来像に向かって歩んでいく「J-STARプロジェクト」の若きアスリートたち。見ている私たちの方も元気付けられる動画です。

情報提供:公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)

(咲村珠樹)