『NEWSな2人SP』にメンバー4人が集結　過去の放送回などから見どころを探る

　1月2日よる11時30分より放送の『NEWSな2人SP』（TBS系）にレギュラー出演の小山慶一郎、加藤シゲアキに加えて、手越祐也、増田貴久がゲスト出演する。NEWSのメンバー全員が登場し“NEWSな4人”となる放送回だが、SP放送を前にこれまでの番組を振り返りながら見どころを探ってみたい。

『NEWSな2人』を通じて知る社会問題

　“インテリ系ジャニーズ”として知られる加藤と小山。これまでにバラエティ番組をはじめ、報道番組や情報番組にも出演してきた。取り上げたテーマに対する意見を求められる場面も多く、ごく普通の30代の男性として、飾らず、真っ当なコメントを残してきた。

　新春SP番組に先駆けて公開された公式動画では、加藤が「自分には関係ないと思うかもしれないけれど、見ていただくと何か得るものがある」と番組を紹介していた。ドラッグや貧困、ひきこもりなどの社会問題は、報道番組やSNSなどでよく取り上げられているが、どこか遠いところで起きているようで、自分ごととして捉えて考えるに至らないケースも多いのではないだろうか。

　前述の言葉どおり、過去の放送でも薬物依存者の社会復帰支援を行うダルクを訪問したり、妻の彼氏と同居しているポリアモリーの家族を取材したりと、社会問題や新しい価値観をテーマとして取り上げてきた。実際に番組では、2人が現場に足を運んで当事者に話を聞く、インタビュー取材を行っている。

　自分には関係ないと先入観を持ったテーマも、視聴者と同様に初見である加藤と小山のビジョンを介することで、自分の身近な問題として捉えることができることも多い。どんなテーマであってもフラットに構え、まずは話を聞こうとする冷静な姿勢は、視聴者側にとっても情報が入ってきやすい。また、2人が初見であるテーマも多く、似たような視点から投げかけられる質問が、自分とテーマの接点となり、興味がそそられる。

　はじめは2人が出演しているから、という理由で見た人も、見終える頃にはそのテーマに関する基本情報がスーッと頭に入っているのが嬉しい。バラエティ番組ではあるものの、物事をわかりやすく、関心がない人にも届きやすくした報道寄りの番組とも捉えることができる。