ひと月の車の維持費は平均「1万2800円」…昨年調査から大幅増 7割近くの人が「ガソリン代・燃料代」を負担に感じている

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燃料費の高騰によってカーライフも影響が出ています。全国の自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18~59歳の男女1000人に「車の維持費」について聞いたところ、ひと月あたりの車の維持費は平均「1万2800円」となり、昨年調査から1100円の大幅増加という結果になりました。また、ドライバーが負担に感じる諸経費は7割近くの人が「ガソリン代・燃料代」と回答。こちらも昨年調査から大幅上昇となったそうです。

ソニー損害保険株式会社が「2022年 全国カーライフ実態調査」と題して2022年6月に実施した調査です。

調査によると、「年間走行距離」では「3000km超5000km以下」(25.6%)、「5000km超7000km以下」(20.6%)などに回答が集まり、年間走行距離の平均は「6727km」でした。これを昨年の調査結果と比較すると、2021年の年間走行距離の平均は「6186km」から2022年では「6727km」と、541kmの大幅増加となっていたそうです。

調査結果から同社は「新型コロナウイルス感染症対策として、普段の生活で自家用車を使う方や、自家用車を使ってレジャーに行く方が増えているのではないでしょうか」と説明しています。

次に、「1ヵ月あたりの車の維持費(税金、ローン返済、有料道路通行料は除く)」を聞いたところ、「5000円~1万円未満」(33.8%)や「1万円~1万5000円未満」(21.7%)との回答が多くなり、維持費の平均は「1万2800円」という結果に。なお、主に運転している車のボディタイプ別にみると、維持費の平均が最も低くなったのは「軽自動車」(1万200円)、最も高くなったのはセダン(1万7000円)だったそうです(オープン・クーペは参考値のため分析対象から除外)。

また、過去の調査結果と比較すると、維持費の平均は2019年が「1万2400円」、2020年が「1万900円」、2021年が「1万1700円」、2022年が「1万2800円」となり、昨年から1100円の大幅増加となり、2019年と同水準に戻ったといいます。

続いて、「車の諸経費で負担に感じるもの」を聞いたところ、「ガソリン代・燃料代」(68.1%)、「自動車税」(67.6%)が特に高くなり、「車検・点検費」(63.7%)、「自動車保険料」(49.8%)、「駐車場代」(20.7%)、「修理代」(19.1%)と続きました。

居住地別(北海道札幌市、東京都23区、神奈川県横浜市、愛知県名古屋市、京都府京都市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市、福岡県福岡市を「都市部」とし、それ以外を「地方」としています)に見ると、「駐車場代」は都市部では33.5%と、地方の18.1%に比べて15.4ポイント高くなっていたそうです。

また、「ガソリン代・燃料代」を負担に感じる人の割合を過去の調査結果と比較すると、2020年では50.9%、2021年では54.0%、2022年では68.1%と、昨年から14.1ポイントの大幅上昇となり、上昇傾向が継続。ウクライナ情勢などの影響でガソリン価格が上がっているため、ガソリン代・燃料代を負担に感じる人が増えていることが窺えたといいます。

ガソリン代・燃料代を負担に感じる人が増えていることから、ガソリン代・燃料代を節約するために行なっていること」を聞いたところ、「セルフ式ガソリンスタンドで給油する」(41.3%)が最多に。以下、「適度にエンジンオイルを交換する」(34.6%)、「急発進・急停車をしない」(34.4%)、「定期的にタイヤの空気圧を点検する」「無駄なアイドリングをしない」(いずれも29.9%)といった回答が挙げられたそうです。

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【出典】
▽ソニー損保の自動車保険
https://www.sonysonpo.co.jp/auto/

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