「働くってすごい!」と初心に帰った気分 憧れの仕事を体験する「大人のキッザニア」が楽しすぎた
子どもの頃の夢、おぼえていますか?
普段は子どものみのお仕事体験を大人ができる「大人のキッザニア」が2018年12月にキッザニア甲子園で初開催され(関連記事)、大きな話題を呼びました。待望の第2弾が1月16日にキッザニア東京で開催。運良く参加できたので、体験レポートをお届けします!
「キッザニア」は楽しみながら社会のしくみや仕事を学べる「こどもが主役の街」。3歳から15歳までの子どもが、約100種類ものお仕事やサービスを体験できる施設です。お仕事をするとキッザニアの通貨「キッゾ」でお給料がもらえ、銀行口座の開設やお買い物ができたりと、まさに小さな社会。そのリアルな作りに、以前から大人も体験したいという声が多く、16歳以上限定の「大人のキッザニア」の開催につながりました。
今回の第2弾もチケットは即完売。筆者もチケットを取ろうとしていたのですが惨敗となりました。泣く泣く諦めようとしていたところ、キッザニア公式Twitterアカウントの招待キャンペーンが開催されているのを発見し、わずかな望みにかけて即応募。約1000通の応募から、見事5組に当選しました。まさか参加できるとは思っていなかったので、喜びもひとしおです。
待ちに待った当日。今回は16時からの開催でした。開場に少し遅れながら入場すると、すでに館内ではたくさんの人々がお仕事を体験していて活気にあふれていました!
まずは入場時にもらえる案内を見ながらぐるっと1周してみることに。キッザニアの建物や乗り物のサイズは子ども用にやや小さく作られており、かわいい! というのが第一印象でした。しかしよく見てみると、実際の企業が協賛ということもあり、めちゃくちゃリアルな作りになっています。これは大人も楽しくないわけがない……!
大人には、かっこいい制服が着られる職業(警察官や乗り物系)、食品系(作ったものを食べられます)が人気の様子。中でも特に空港のお仕事に人気が集中しているようでした。キャビンアテンダントやパイロット、一度は憧れますよね、わかる……。
初体験でキッザニアの仕組みがあまり分かっていないこともあり、思うように楽しめなかったらどうしよう……と心配していたのですが、入れ替え制で人数制限がされているためか混んでいるという印象はなく、開場からの入場ではなかったものの「絶対にこれがやりたい!」という強い希望がなければ、お仕事をゆっくりと選べる雰囲気でした。
いくつかのお仕事を体験した中で、初めに挑戦したのは地下鉄の軌道作業員。終電で帰るときなどに見かけるあの方たちです。鉄道のレールが正しく敷かれているか、点検・保守などを行う仕事で、キッザニアではレールの計測・交換を体験できます。
まずは作業服に着替えてヘルメットをかぶります。作業服は本物と同じく東京メトロのロゴ入り。これだけでもうテンションが上がる大人たち。「Good evening!」の挨拶で、早速体験開始です。キッザニアでは、この英語のこんばんはが基本の挨拶です。実は、キッザニアはいつの時間も街全体が夕暮れ時。大人になってお仕事をするので、日が暮れても帰らなくて大丈夫というわけです。こんなところで大人を感じさせてくれるなんて、知らなかった……!
まずは、作業現場に行き、資料を見ながらレールの寸法を計測していきます。規格通りの大きさでないと、脱線などの事故が起こってしまうので重要な作業です。計測が終わったら、ドリルドライバーを使ってナットを外し、新しいレールに交換していきます。大人でも普段使ったことのない工具を使う作業にドキドキ……。ちなみに、東京メトロの線路は9路線を合わせると約200キロの長さで、毎晩、計画的に少しずつ線路を整備しているということです。ためになるなぁ。
レールの交換後は、水平器などを使ってレールがきちんと設置されているかをチェックします。これも重要な作業です。同じ地下鉄のお仕事でも、運転士などメジャーな仕事に加えて、軌道作業員という普段目にすることが少ない仕事がラインアップされていることに感動しつつ、お仕事終了。子どもたちができるよう作業自体はシンプルですが、スタッフさんが大人も知らない知識を教えてくれながら進めていくので楽しめました!
お仕事が終わると、その場でお給料がもらえます。これはうれしい! 働くってすごい! なんだか初心に帰ったような気分になります。同時にお仕事カードももらえるので、これを集めても楽しそう。
このほかに、石けん工場のスタッフなど3種類のお仕事を体験することができました。効率的に回れば、もう少したくさんのお仕事ができそう。石けん工場では、工場見学のように釜だき製法による石けんの作り方を学べて、最後にキッザニアオリジナルのパッケージに入った「牛乳石鹸」がもらえます。パッケージには日付も入っており、いい記念になりました!
最後は、働いて得たお金(キッゾ)でお買い物。筆者は色鉛筆を購入しました。通常のキッザニアでは、銀行口座を開設し、キッゾを貯めておくこともできます。しかも、銀行に預金すると金利もつくようです。本格的!
「大人のキッザニア」では、憧れの消防士の制服に着替えて写真を撮ったり、検察になりきって裁判をしたり、参加している大人全員が笑顔で楽しそうなのが印象的でした。筆者はキッザニア自体が初体験でしたが、楽しめたのはもちろん、その細かい作りや体験に、子どもの頃に来たらいい思い出になるんだろうな〜と感動しました。仕事に対するポジティブな気持ちをもらえたのも良かったです!
キッザニアのお仕事はたくさんの種類があるため、今回体験できなかったお仕事もたくさん。何度も来たくなるのも納得です。「大人のキッザニア」は次回開催未定とのことですが、警察官を体験しにまた来られるといいな〜!
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大人の時間がやってくる。
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