2019.12.28

ラーメン官僚がヒット予想！？2020年注目の進化型ラーメン5杯＜関東・東北＞

年間700杯のラーメンを食べ歩くラーメン官僚の田中さん。そんな、数々のラーメンを食べ尽くしてきたラーメン官僚に2020年にヒット間違いなしのラーメンを予想してもらいました！

まだまだ進化は止まらないとばかりに、続々と登場する未知なる味や、都会で腕を磨いた職人がUターン開業するケースも爆増。また白河ラーメンのように、歴史あるご当地ラーメンの他エリアへの進出もきになるところ。

記事配信：じゃらんニュース

鶏清湯

鶏白湯に代わって最近ブームになっているのが、澄んだスープが特徴の鶏清湯。新規店の3軒に1軒は鶏清湯!?というほどの流行っぷり。

らーめん剣豪【栃木県栃木市】

「頬が落ちるとはこのこと。会津地鶏の滋養味が濃密」
鶏しおらーめん 700円
［味］塩
［麺］細・ストレート
［汁］会津地鶏、那須鶏など
［油］鶏油

店主は栃木を代表する人気店『竹末食堂』出身。スープはもちろん自ら打つ麺にもこだわっており、ライ麦配合の限定麺などがリピーターに人気。

＜ラーメン官僚コメント＞
会津地鶏の素材感が圧倒的なスープです。使い方や分量によってはスープの良さを打ち消してしまいがちな鶏油の使い方も巧みで、うま味と香りを更に押し上げる役割をまっとう。塩の風味も過不足なく絶妙な塩梅。関東新店の中でも10指に入る優良店と言えます。

貝出汁

引き続き堅調に推移すると官僚が予想する貝出汁ブーム。定番はホンビノス貝だが、それ以外の味も増加中。ヘルシーで女性にもぴったり。

宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀【東京都大田区】

「店主の技量は鳥肌モノ！気品ある香りと貝のうま味」
宍道湖しじみ中華蕎麦＜塩＞ 中850円
［味］塩
［麺］細・ストレート
［汁］しじみ
［油］しじみ油

主役はブランド食材である宍道湖産のしじみ。それを1日15kg使って濃縮されたうま味を引き出す。コシのある特注の細麺とも相性は抜群だ。

＜ラーメン官僚コメント＞
スープが口へと飛び込んだ瞬間、しじみの香りが鼻腔を駆け抜け、間髪入れず貝の旨味成分が味蕾を潤す。まろやかさとカドを併せ持つ塩だれも、しじみの魅力を最大限に引き出しています。口に残るうま味の余韻から逆算して味を作る技量の高さに感服です！

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創作汁なし麺

スープOFFで自由度が高いこのジャンル。オリジナリティのある味を開発しやすいとあっって多数参入あり。その中でも群を抜く個性派をどうぞ。

拉麺 イチバノナカ【埼玉県所沢市】

「どんな具材も使いこなす名人級の発想力と技量！」
サーモンとイクラの山葵和えそば 950円
［味］塩
［麺］太平打・ちぢれ
［汁］なし
［油］なし

都内の実力店『き九家』の3号店で、所沢総合食品地方卸売市場内に6月オープン。スタンダードな醤油、塩ラーメンのほか「カニSOBA」も。

＜ラーメン官僚コメント＞
ラーメンの具としては一般的ではない素材を、見事にとり入れてみせる発想力の豊かさと技量の高さに定評あり。山葵と生のりが味の主役を担い、イクラとサーモンが麺に絡む度に個性的なうま味を爆発させています。締めのお茶漬け風の飯割りも、悶絶するほど美味いのでおすすめです。

白河ラーメン

ここへ来てその勢いが東北、そして関東にも及んでいる歴史と伝統あるご当地麺。他エリアのトレンドにも影響を与える底力やいかに！

白河手打らーめん うさぎ【福島県鏡石町】

「モッチリとした太麺と肉厚チャーシューが絶品！」
手打中華 700円
［味］醤油
［麺］中太・ちぢれ
［汁］丸鶏、鶏ガラ、豚げんこつ
［油］鶏油

特徴は自家製の手打ち麺。生地をあえて寝かせないことで、空気を含ませるため独特の弾力が生まれる。平日120食、土日170食限定。

＜ラーメン官僚コメント＞
あまりの人気ぶりで、あっという間に品切れになる驚異の高ハードル店舗。太麺が主流の白河系の中で比較してもかなり太めの麺は傑作で、トッピングの肩ロースチャーシューは酒のツマミに持ち帰りたいほどの出来映え。もちろんタレも出汁も盤石です！

Uターン系ラーメン

首都圏などの実力店で修業した店主が、地元に凱旋して開業するケースが増加。最先端の味でいきなり地域の顔になることも珍しくないとか。

柳麺 多むら 能代店【秋田県能代市】

「最新鋭の味を引っさげて超有名店から故郷に凱旋」
醤油ラーメン 750円
［味］醤油
［麺］中細・ストレート
［汁］鶏、豚
［油］鶏油

「地元に美味しいラーメンを」と華々しいキャリアを経てUターン。雑味のないスープに滑らかな細麺がマッチする洗練された一杯を提供している

＜ラーメン官僚コメント＞
都内のミシュランスター店『鳴龍』の創業者の一人である田村壮司氏が、故郷の能代に構えた店舗。老舗人気が根強い同地において、丸鶏や手羽を大量に用いた最新鋭の淡麗ラーメンを提供しています。秋田ラーメンシーンのUターン開業ブームの先駆けとなった一軒で、人気はますます加速中。

※この記事は2019年12月時点での情報です