「もし、コロナにかかったら?」実際に感染した人が教えてくれた詳細な記録、伝えたいこと

太田 浩子 太田 浩子

 コロナに感染してから、検査、入院、ホテル療養を経て自宅に戻るまでを、リアルタイムに発信した猫ぽん(@DJ_NekopoN)さん(以下、高橋さん)のツイートが話題になりました。高橋さんは東京都内でひとり暮らしをする20代半ばの持病のある男性。居住する自治体や感染者数、入院する病院、症状などによって対応は異なると思いますが、高橋さんの体験からコロナに感染して入院した場合の大まかな流れと、必要な準備についてまとめました。

PCR検査を受けるまで

 高橋さんが発熱したのは4月8日。
 寒気、頭痛、下痢、咳、味覚嗅覚障害などのほか、持病の皮膚病も発疹が出るなど悪化したそうです。
 38度前後の熱が出たまま下がらず、13日から保健所に問い合わせを開始しました。合計4回ほど問い合わせしたものの、家にいるように指示されます。
 そうこうするうちに15日の夜間に41.7度まで熱があがります。翌朝の保健所への問い合わせで、やっと病院受診の許可が出ます。

※5月8日に厚生労働省は、PCR検査について新たな相談の目安を公表しました。「37度5分以上の発熱が4日以上」とした表記を取りやめ、体温は示さず息苦しさや高熱などの症状があればすぐに相談するように呼びかけています。

 病院受診の許可は出たものの、コロナかもしれないという状況で受け入れてくれる病院を探すのは自力だそう。区内の5つの大病院に初診を理由に断られ、なんとか中規模病院でCTを撮ってもらえることになります。CT画像で肺に影が確認されたことから「covid-19疑い、マイコプラズマ肺炎」と診断されて大病院へ救急車で搬送されます。(中規模病院へは自転車で行きました)

発熱から9日目、ここでやっとPCR検査を受けます。

 一通りの検査のあと、悪化の可能性もあることからそのまま入院。高橋さんはCTを撮りに行くだけのつもりがそのまま入院になってしまったため、荷物などなにもない状態だったそうです。

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