「A子さんは昔からとっても美人だったので、近所でも評判でしたよ」

 そう話すのは、関西圏にあるA子さんの実家近辺に住む主婦。

「彼女はいま会員制の美容サロンを経営していて、一等地にあるビル内に2店舗も持っていますよ。最近は忙しいみたいで、実家にはほとんど帰っていないようです」(同・主婦)

 だが、実家にいるはずのA子さんの両親の姿もここ数日、見かけた者はなく、彼らの自家用車も消えたままだ……。

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 日本最大規模のマンモス校・日本大学に激震が走っている。日本大学付属病院の建て替え工事を巡る背任事件でついに逮捕者が出たのだ。

「日大の関連会社『日本大学事業部』を舞台に、2億2000万円が不正に流出したというもの。この資金流出に関与したとして、東京地検特捜部は3年前の“日大アメフト危険タックル事件”で隠蔽工作に動いた日大理事の井ノ口忠男容疑者(64)と、大阪の医療法人『錦秀会』前理事長の籔本雅巳容疑者(61)を逮捕。両容疑者が日大に2億円近い損害を与えたという背任容疑でした」(全国紙社会部記者)

 さらには10月27日、付属病院で使う医療機器の調達でも日大に2億円近い損害を与えたとして、両容疑者は背任容疑で再逮捕された。井ノ口容疑者は否認しているが、籔本容疑者は一連の背任容疑を認めているという。

「すでに“日大のドン”こと田中英壽理事長(74)にまで東京地検特捜部の手がのびていて注目を集めています。ですが、取り調べに対して田中理事長は事件への関与を全面否定しています」(同・社会部記者)

宝塚退団後、生活がどんどん派手に

 そんな中、10月22日にデイリー新潮が、日大資金流出の背景にいた“ある女性”の存在を報じた。それは籔本容疑者の愛人で、元タカラジェンヌのA子さんだ。

 彼女をよく知る宝塚関係者はこう話す。

「A子さんは関西圏にある高校を卒業後、宝塚歌劇団に入団しました。きりっとした顔立ちで長身だったため、男役でした」

 そのころは、目立つ存在ではなかったようで、

宝塚には強烈なキャラクターの人が多くて、基本的にしゃしゃり出るタイプばかり。でも、彼女は本当に大人しくて穏やかな印象しかないですね」(同・宝塚関係者)

 男役スターとして7年ほど活躍したあと、20代後半で退団。すぐに美容サロンを経営することになるのだが、そのころから周囲からこんな声が。

退団直後にサロンを開く資金はいったいどこから出ているのか……。A子さんには、経済的な援助をしてくれる強力な“パトロン”がいるという噂が流れ始めました」(同・宝塚関係者)

 宝塚時代は地味だったA子さんだが、退団後の生活はどんどん派手になっていったという。