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西日本豪雨

災害関連死を含めて300人超が亡くなり、平成最悪の水害となった西日本豪雨。被災から復興へと続く日々をリポートします。

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猫駅長「りょうま」駅再開と乗客を待ち続ける

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JR芸備線志和口駅のホームには、浸水した列車が取り残されている=りょうまを見守る会提供
JR芸備線志和口駅のホームには、浸水した列車が取り残されている=りょうまを見守る会提供

 岡山県と広島県を結ぶJR芸備線は今年7月の西日本豪雨で浸水被害を受け、今も一部区間で運休が続いている。全面復旧は来年になる見通しでJR西日本は代替バスを運行。広島市安佐北区にある志和口駅では猫駅長「りょうま」(雄、推定13歳)が、人けのない駅舎で乗客を待ち続けている。

 りょうまは2010年ごろに同駅に現れた。人懐こい性格で駅の利用客や住民に可愛がられ、13年から非公認の駅長として勤務。インターネットや口コミで存在が広く知られ、全国から観光客が訪れるようになり、駅の利用客数も増えて周辺ににぎわいが生まれた。

 翌14年には住民らが地域振興に結びつけようと「りょうまを見守る会」を設立。りょうまが参加するイベントをたびたび開催して観光客はさらに増え、今年10月にはファン来駅2万人達成のイベントを予定していた。

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