ドナルド・トランプ米大統領は6月29日、大阪で開催されたG20の記者会見で、「米国企業が中国Huaweiに製品を販売することを認めた」と語った。
習近平国家主席との首脳会談後の会見で、中国政府はHuaweiをブラックリストから外してほしがっているが、という質問に対し、上記のように答えた。
「(習氏と)様々なことを語り合った。われわれはHuaweiについても話した」とし、「私は、われわれは(Huaweiに)製品を販売し続けるだろう。これは非常に複雑な、高度に科学的な問題だ」と語った。
「私は米国企業に対し、Huaweiに製品を販売することを許可することを認めたから、彼らは販売を続けるだろう」
また、別の質問に対し、「米国の企業は自社の機器をHuaweiに販売できる。国家安全保障上の問題にならない機器に限っての話だ」とも語った。
同氏は何度もHuawei(の問題)は複雑な状況だと繰り返した。
質問でブラックリストとされた「エンティティリスト」からHuaweiを外すとはっきり言ったわけではなく、何か条件を付けるのかどうかはまだ不明だ。
米連邦政府は昨年、中国ZTEに対する米国企業からの販売禁止を解除した際は、10億ドルの罰金支払いなどの条件を付けた。
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