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メルペイ、群馬銀など三行からの残高チャージを再開 本人確認の強化受け

» 2020年12月24日 19時14分 公開
[今藤祐馬ITmedia]

 スマートフォン決済サービスを展開するメルペイは12月24日、群馬銀行、栃木銀行、長野銀行と「メルペイ」の連携を再開したと発表した。三行の利用者は同日から、メルペイへの口座登録と残高チャージが可能。銀行口座に関連した不正利用が発生した9月以降は銀行との連携を停止していたが、三行が本人確認の仕組みを強化したため再開した。

photo メルペイが群馬銀など三行からの残高チャージを再開

 三行は不正利用の発覚を受け、銀行口座をメルペイに新規登録したユーザーに自動で電話をかけ、ワンタイムパスワードを音声で通知する本人確認手続き「IVR」を導入。多要素認証を強化した。メルぺイ側も、本人確認書類と顔写真を使ったオンラインでの本人確認「eKYC」を導入し、不正利用対策を強化した。

 残る約60の金融機関との連携は再開しておらず、メルペイは「今後もより安全な利用環境を構築するとともに、より多くの金融機関との接続を早期に再開する」としている。

 メルペイによると、現時点で過去2019〜20年に発生した不正利用は13件で、被害総額は約225万円。

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