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神田松之丞、「ターミネーター」オリジナル講談披露

 新作映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』(11月8日公開)と、日本の伝統芸能である講談のコラボレーションが実現。新進気鋭の講談師・神田松之丞による「ターミネーター」オリジナル講談の映像が解禁された。

神田松之丞による「ターミネーター」講談映像解

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 「♪ダダンダンダダン」と張り扇で「ターミネーター」シリーズを象徴するテーマを鳴らす松之丞。アーノルド・シュワルツェネッガー演じる「T-800」型ターミネーターの特殊メイクを施している。

 「かのジェームズ・キャメロンが、3、4、5、については言及をするな、と言ってるんだそうでございます」と、いきなり身もふたもないことを言い出す。そして、『ターミネーター2』(1991年)で松之丞自身が一番印象に残っていると話す、名シーンの下りがスタート。その絶妙なシニカルさと、ハッとさせられるような独創的な観点から繰り出される弁舌に、思わず舌を巻くだろう。

 今作『ターミネーター:ニュー・フェイト』へ。新キャラクターの最凶新型ターミネーターREV-9 や、ニューヒロインでスーパーソルジャーのグレースを「ドロドロとがっしりロボットの2 体に分かれる黒い奴!」(REV-9)、「メカではなく人間、強化人間なのでございます!」(グレース)と魅力たっぷりに紹介。

 さらににはシリーズのレジェンド、サラ・コナーを、「人類の母」「スーパーアクティブシニア」と松之丞的な最上級の誉め言葉で称し、自身が一番好きなキャラクターだという「T-800」を「I'll be back」の約束通り、我らがシュワルツェネッガーも帰ってきた!」と名せりふを交えながら熱く表現。終始松之丞節を炸裂させ、本シリーズのファンならずとも、思わず身を乗り出して聞き入ってしまう程の熱量を持った講談界のスターによる激レアな映像となっている。

 「ターミネーター」講談を終えた松之丞は、開口一番「意外に張り扇(はりおうぎ)の『♪ダダンダンダダン』が合う」と、本シリーズのテーマ曲と張り扇の相性の良さを語りながら、「今までに前例のない講談になりましたが、面白い動画になっていると思いますよ」と、初挑戦の手ごたえを語った。

 今回『T2』の“ウルフィーの遠吠え”を題材にしたことに関して松之丞は、「生々しいというかリアリティがあったからですかね。講談でもそうで、“細部に神宿る”のように、細かいところが良く出来ている作品っていうのが好きなんです。もちろんシュワちゃんが最後に溶鉱炉に沈んでいくところも印象に残るんですが、そういうメインのところだけでなく、細かいところのやりとりが『ターミネーター』ってすごく面白い作品だなと思います」とそのポイントを語る。

 ターミネーターメイクを施しての講談に関して「1時間半くらいかかりましたかね? これだけすごいのを作っていただいて。特殊メイクをしてやるのが初めてだったので、それで高揚感というかテンションが上がりました。上がってないように見えるでしょうけど(笑)」と語り、松之丞らしい少し控えめな興奮をみせた。シリーズのファンでもある松之丞は、新作の『ニュー・フェイト』が気になるようで、「これぞ『ターミネーター』っていうのをもう1回観たいなと思いますね!」とやはり少し控えめに、しかし胸に熱い想いを秘めながら、本作への期待を露わにしていた。

 『ターミネーター2』の世界を踏襲しながらも、過去作を遥かに凌ぐ迫力とスピード感で進化した『ターミネーター:ニュー・フェイト』。映像の革命児として常にハリウッドリードし続けるジェームズ・キャメロンと、『デッドプール』のブッ飛んだ脚本と演出で一躍高い評価を得た実力派監督ティム・ミラーがタッグを組み描かれる「ターミネーター」の世界に、再び世界中が興奮させられることは間違いない。

(C)2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

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