親子の対話で“世界に1台しかないPC”を組む――10周年を迎えたマウスコンピューターの「PC組み立て教室」長野県飯山市発(1/4 ページ)

» 2019年07月27日 16時15分 公開
[田中宏昌ITmedia]

 マウスコンピューターは7月27日、同社飯山事業所にて「親子パソコン組み立て教室」を開催した。子供もの夏休みシーズンにあたるこの時期、同社の恒例となるイベントだが2019年で10回目を迎えた。

10周年を迎え地域にも県外にも根付いたイベントに

 小学6年生とその親子で行う組み立て教室だが、今回は午前中がノートPC、午後がノートPCとデスクトップPCの組み立てという2部構成になり、合計59組(午前が30組、午後が29組)の親子が参加した。

 この組み立て教室は事前申し込み制で、抽選を経て当選した親子が参加できる仕組みだ。倍率は2018年度に比べて1.8倍に上昇しており、10年を経てすっかり定着したイベントになったようだ。一番遠方からの参加者は兵庫県からという。

 当選者は、あらかじめ自分たちが組み立てるPCの構成を自由に選べ、事前に申し込みを済ませるスタイルだ。しかも、購入価格は特別価格が適用されるため、通常の購入よりもお得に手に入れられる。“世界に1台のPC”を注文するにあたって、綿密な家族会議を行った参加者が多いようだ。このあたりは後述する。

 1番の人気構成は、Core i3やCeleronを搭載したPCで、次いでCore i5、Core i7搭載PCが続くという。やはり手頃な価格のmouseブランドの人気が高いが、中にはG-TuneやDAIVブランドのモデルを選んでいる参加者もいた。

マウス組み立て教室 参加者は色別の組に分かれて集合写真を撮影

 組み立て教室を前に、同社の小松社長は「この組み立て教室は10回目を迎えることができました。ここに来るまでにどういったPCを組み立てるのか、楽しみにしてきたかと思います。これから学校でプログラミングの授業がある他、中学校や高校、大学、そして社会人となってもPCを使えることは武器になります。ぜひ組み立て教室を楽しんで、ものづくりの体験をしていってください」とあいさつした。

マウス組み立て教室 マウスコンピューターの小松永門社長

 続いて、長野県飯山市の新家智裕副市長が登壇し、「最近、私にとってうれしいことが続いています。1つは飯山高校が初めて甲子園への出場を決めたこと、もう1つはこの組み立て教室に皆さんが来ていただいたことです。午前の部は30組の内、16組が県外からいらっしゃっています。世界に1つのPCを組み立てていってください」とエールを送った。

マウス組み立て教室 長野県飯山市の新家智裕(にいのみ ともひろ)副市長もあいさつ。「ぜひ組み立て後には市内の美しい自然を楽しんでいってください。おいしいケーキ屋さんもあります!」とのこと
マウス組み立て教室 「みなさん、当選おめでとうございます。ご両親と協力して世界に1台しかないPCを組み立てましょう」とマウスコンピューターの内堀智尋校長もあいさつ
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