マウスコンピューターの「m-Book Wシリーズ」は、17.3型の大きなフルHD(1920×1080ピクセル)液晶ディスプレイを搭載するノートPCだ。
6コア12スレッドのCPU「Core i7-9750H」(2.6G〜4.5GHz)とNVIDIAのGPU「GeForce GTX 1650」を搭載し、幅広い用途に対応できるハイスペックを備えつつ、最小構成で13万4800円(税別)からという高いコストパフォーマンスを持つことが大きな魅力だ。
実際の性能や使い勝手はどうか。今回、3種類あるベースモデルのうち中位に相当する「m-Book W890XN-M2S2」を入手したので、使い勝手をチェックしていく。
ボディーデザインはシンプルで、画面のベゼルを切り詰めた狭額縁の液晶ディスプレイを採用している。実測のベゼル幅は上が約1.1mm弱、左右が約8mm弱。極端なスリムベゼルではないが、ボディーのフットプリント(設置面積)の削減と、見た目の改善に貢献している。
具体的なボディーサイズは、399.9(幅)×282.2(奥行き)×25.9(高さ)mm、重量は約2.5kgだ。17.3型と大きな画面を搭載しているので大柄な部類ではあるが、比較的扱いやすいサイズにまとまっている。それでも頻繁に持ち運ぶ用途には適さないが、たまに部屋を移動して使うくらいならば苦にならない。
バッテリーは着脱できるカードリッジ式で、41Whの容量を備える。ACアダプターの出力は120Wだ。
インタフェース類は豊富だ。USB 3.1端子はType-CとType-Aの両方を備え、USB 3.0端子とUSB 2.0端子(いずれもType-A)も1基ずつ備える。ディスプレイ出力は、HDMI端子とMini DisplayPort端子を備えている。フルサイズのSDメモリーカードスロット(UHS-I対応)も搭載しており、デジタルカメラなどからのデータの取り込みも便利に行える。
通信機能は1000BASE-T(Gigabit Ethernet)対応の有線LAN端子を備える他、IEEE 802.11ac/a/b/g/n規格のWi-Fi(無線LAN)とBluetooth 5.0に対応する。IEEE 802.11ac利用時の最高通信速度は433Mbps(理論値)だ。
画面の上ベゼルには、約100万画素のWebカメラも装備している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.