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「チャンスになると判断した」攻撃参加…三丸の決勝点で柏が清水を下す

2021.10.17

決勝点を挙げた三丸 [写真]=J.LEAGUE

 いわゆる“6ポイントゲーム”に値する残留に向けた大一番。柏レイソルに勝利をもたらしたのは、三丸拡の一撃だった。

 16日に行われた明治安田生命J1リーグ第32節、柏は勝ち点2差に迫る清水エスパルスとのアウェイ戦に臨んだ。勝てば勝ち点差は「5」に広がるが、敗れれば両者の順位は入れ替わる。


 両チームともチャンスを決めきれない展開が続いたなか、スコアが動いたのは53分だった。右サイドから速いテンポでパスがつながり、左サイドを駆け上がってきた三丸へ。三丸はダイレクトで逆サイドへ流し込み、ネットを揺らした。

「4バックで右サイドバックが上がった時に(左サイドバックも)出ていくのはリスキーでもあるので、あそこは判断が必要な場面。ただ、全体を逆サイドからよく見えていて、真ん中で時間を作っている間に相手もボールウォッチャーになりますし、逆サイドの選手が空くというところで、ここは『行くことでチャンスになる』と判断をしました。シュートもクロスを上げることも考えたんですけど、結果(左足を)振り抜いてゴールが決まって良かった」

 プロ6年目で生まれたJ1初ゴールが、値千金の決勝ゴールとなった。しかし三丸は、「もう少し早く取っても良かったと思う場面はいくつかあったけど、ただそこまで得点というものにこだわってきてなかったというのもあって。プラスアルファというか、それが結果的にこういう大事な一戦で出たのは嬉しい」と静かに喜びをかみ締めた。

 リードを奪ってからの終盤は清水の猛攻を浴びたが、チーム全員でしのぎきった。

「決して良い守備、満足のいく内容ではなかったですけど、最後はGKを含めて全員で身体を張って点を取らせないというのは、運もあったと思いますけど、チーム全体で『最後やられなければいい』という意識でできた」

 4試合ぶりの白星で降格圏との勝ち点差を「9」に広げた柏。勢いを持って翌節の浦和レッズ戦、翌々節の名古屋グランパス戦と続く上位との対決に挑む。

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