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巨人用「進撃の巨人」、ギネス認定 「出版された最大の漫画本」に

» 2021年05月24日 16時33分 公開
[ITmedia]

 講談社は5月24日、超大型コミック「巨人用 進撃の巨人」が「出版された最大の漫画本」(Largest comic book published)としてギネス世界記録に認定されたと発表した。2007年に米国で、18年にブラジルで達成された記録を更新した。

「巨人用 進撃の巨人」
人間と比べるとこの大きさ

 サイズは700(幅)×1000(縦)mm、重量は13.7kg。「巨人になったエレンが読む本」を想定し、通常の約36倍の大きさ(面積)で作った。

 単行本第1巻の表紙を再現し、第1話と第2話を収録した全96ページ。価格は16万5000円(税込)と高価だたったが、100冊売れるとギネス世界記録に認定されるという話題性もあり、発売からわずか2分で100冊を完売した。

 週刊少年マガジン編集部で「進撃の巨人」を担当している編集者の川窪慎太郎さんは「宣伝部から提案を受けた際は『え、進撃ファンなら余裕で達成してくれるでしょ』と返答したものの、実際に価格と冊数を聞いて内心ドキドキしていました」と話す。「価格に見合う素晴らしい本を作ってくださった図書印刷様と、いつでも一緒に作品を盛り上げてくれる進撃ファンの皆様に感謝します」。

 進撃の巨人は、講談社「別冊少年マガジン」で連載していた人気漫画。4月9日発売の別冊少年マガジン5月号で完結した。巨人用 進撃の巨人は最終回に向けた話題作りの1つとして販売した。

週刊少年マガジン編集部「進撃の巨人」担当編集の川窪慎太郎さん(写真=左)、宣伝部の田幸志朗さん(写真=右)

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