イベントやライブが中止でも、オタクは別のことにお金を使う→本当だった 「BL消費動向調査」でBLファンのお財布事情が明らかに

コロナ渦も、約3割の人が「気付いたら予算を使いすぎていた」。

» 2020年08月09日 17時35分 公開
[きんじょうめぐねとらぼ]

 BLポータルサイト「ちるちる」が運営する「オタク女子マーケティング研究所」が「【全国のオタクに聞きたい】BLにいくら注ぎ込む?BLお財布事情2020」を実施、その結果を発表しました。

 アンケートからは、コロナ禍においても変わらず「オタ活」に励むBLファンの姿が垣間みられます。

ちるちる 腐女子 マーケティング

 同調査は、「ちるちる」ユーザー及び「ちるちる」Twitterフォロワーの計1378人を対象に実施。回答者の平均年齢は約34歳です。

年間でBLにいくらかけてる?

ちるちる 腐女子 マーケティング
ちるちる 腐女子 マーケティング

 BLの年間購入金額を聞いた質問では、「10万円以上」と回答したのが37.3%と一番割合が高く、次いで「5万円-10万円以下」が24%、「1〜3万円以下」が13%と続きました。

 また月間購入金額では「1-3万円以下」が32.4%、「5000円以下」が30%となっており、「BL」に絞った金額だと考えると、思った以上にお金をかけている人が多いという印象を受けます。

ちるちる 腐女子 マーケティング

 よく買っているBLのジャンルを聞いた質問では、「商業BL漫画」が圧倒的な割合を占めており、次いで「同人誌」「商業BL小説」が続き、グッズやイベントなどを抑え、上位3位は全て「読み物」という結果になりました。

 腐女子の間では、想像や創作のトリガーとなることが多いストーリー性があるコンテンツが好まれていることがわかります。

ちるちる 腐女子 マーケティング

 また、今回伸び悩んだイベントやコラボカフェなどのリアルイベントについて、オタク女子マーケティング研究所は「COVID-19の影響により、リアルとはまた違った新感覚のオンラインイベントで発展していく可能性が高い」と分析しています。

外出自粛による消費の変化は?

ちるちる 腐女子 マーケティング

 アンケートでは、COVID-19の影響を受けたイベント中止などによるお財布事情についても調査しています。

 「COVID-19でお財布事情が変化したか?」という質問では、「お財布事情、貯蓄が“プラス”、または“変化なし”だった」が90%を占めており、金銭的な影響が大きかった人は少数派という結果になりました。

 お財布事情に変化がなかった人の理由としては、「元々電子書籍・通販を利用していた」「イベントがキャンセルになった分を、BL作品購入に回した」などの回答が。外出できない分、電子書籍など自宅エンタメの購入が加速したため、コロナ禍でも支出に変化はなかったようです。

気づいたら「使いすぎてる」 オタクの消費行動とは?

ちるちる 腐女子 マーケティング

 なお、「お財布事情が“マイナスだった”」とした回答者では、8割が「予定していたオタ活予算を別のオタ活予算へ。気付いたら使いすぎていた」と回答。

 この「お財布事情が“マイナスだった”」人に対して「今年趣味に予算をかけたい意欲」を聞いたところ、「積極的に予算をかけたい」とした人が半数以上を占めるという結果が出ています。

ちるちる 腐女子 マーケティング
ちるちる 腐女子 マーケティング

 また、お財布事情の変化の有無にかかわらず、3割の人が「気付いたら予算を使いすぎていた」と回答しており、オタク女子マーケティング研究所は〈イベント予算の返金のほか、給付金等もオタ活へ投じる傾向が見られた〉としています。

 オタクを自称する人では、特別定額給付金が給付される前から「推し活にお金を使う!」「このグッズを買いたい!」と、お金の明確な使い道を持っていた人も少なくありません。

 イベントの中止や、特別な収入があっても、生活費など「オタ活以外」にかけるお金は予想通り「変わらない」人が多いことが明らかになったアンケートでした。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/12/news008.jpg 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は…… 斜め上のキュートな活用術に「超ナイスアイデア」「こういうの大好きだ!」
  2. /nl/articles/2405/13/news027.jpg 赤ちゃんが猫におそるおそる手を伸ばすと……猫の予想外な反応が130万再生 「猫沼にハマった瞬間」「赤ちゃんを認識し尊重している」
  3. /nl/articles/2405/12/news016.jpg 海の危険生物“ゴンズイ”を水槽に入れてみたら…… ヒヤリとする光景に「毒は絶対やばい」「ガチ草」
  4. /nl/articles/2405/12/news021.jpg 「900円は安過ぎる」 喫茶店でプリンアラモード購入→見本と違いすぎる“激盛り”に仰天 「逆写真詐欺」
  5. /nl/articles/2405/13/news092.jpg Cocco、25歳息子の悪性リンパ腫を公表 この1年は「入退院と通院をくりかえした」「病気と戦った息子本人が1番大変だったはず」
  6. /nl/articles/2405/13/news036.jpg プロカメラマンに「奈良っぽい写真を撮って」とお願いしたら…… 「奈良 of 奈良」「鹿もプロの方ですか?」絶賛と爆笑の210万表示
  7. /nl/articles/2405/12/news042.jpg 「そうはならんやろ」 牛肉の煮込みに赤ワインを使った結果…… まさかの展開にツッコミと共感の声
  8. /nl/articles/2405/10/news140.jpg 「怖すぎ」「絵面つよい」 “あの果物”が発火!? 知らないとヤバい「電子レンジに入れてはいけないTOP10」がためになる
  9. /nl/articles/2402/04/news011.jpg 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  10. /nl/articles/2405/13/news021.jpg 「うさぎの目は360度見える」説を検証したら、想像の斜め上だった 驚きの結果に大反響「マジかよww」「すばらしい!!」
先週の総合アクセスTOP10
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評